(1)2019年5月18日 ·
「着想は長い夜に差し込む一条の光にすぎないが、この光こそがすべてである」ボアンカレ
(『良き社会のための経済学』p87)
「メッセージを見つけるには、『考え抜く』しかない。すると、ある時啓示がある」(『超文章法』野口悠紀雄著p31)。も同じ事を言っている。
そして野口先生はこう続ける。
「『考え抜けばアイデアは降臨するかどうか』だ。私は多くの場合にこれが正しいと信じている」(同書p32 )。
『金融英語の基礎と応用』をつくっている時、あの目次のアイデアは確かに「降臨した」。降臨するまでに2年半。興奮のあまり編集者に電話したら、「おめでとうございます。では半年後に」で締め切りが設定されて新たな地獄が始まったのだった。そしてその後の半年で本ができあがった。