金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

『ファクトチェック・ニッポン』

立岩陽一郎著『ファクトチェック・ニッポン』(徳間書店

この既存メディアに対する「怒りの書」を多くの人に勧めたいと思います。昨年の新型コロナウイルス勃発から直近の大統領選挙直後までの、日本のメディアで報じられた日米の「ファクト」に関する検証と、そうなっていない日本のメディアの現状に関する告発記事が多い。

彼はまっとうなジャーナリストなので、もちろんポジショントークをする方ではないが、ファクトを丹念に検証した結果として、反安倍、反自民(反菅)、反既存の主要メディア、反トランプ、反記者クラブ、親野党、親フリーランスの立場の見解を持つに至ったことがよく分かる。そして僕は立岩さんの意見に、ほぼ全面的に賛成する。

「ほぼ」と書いたのは、立岩さんはそれでも、日本の既存メディアを辞めずに頑張っている「良心的なジャーナリスト」を応援しながら日本メディアに立ち直ってほしいと思われているのだが、ニュースの消費者である僕は、本書を読んで、日本のメディア(特に政治面)を見限ったという点が違うかも。

「もう変わんねーよ、忖度しまくりの日本のメディアは!」そう思った僕は現在、日本語の新聞2紙と、英語の新聞2紙(と英語雑誌1誌)を定期購読し、これまでは新聞を読む時間の9割は日本語だったが、本書を読んで、今後は当面、後者に大きくシフトすることに決めた(元々英語ジャーナリズムを大量に読む必要も感じており、日本語を読む時間を減らしてこれに充当する)。

今後の日本のメディアに関しては、東京オリンピックをどう報道していくかに注目している。

(注:なお立岩さんは、僕の属している勉強会の仲間であり、僕の意見は「立岩寄り」です)

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翻訳ストレッチ内訳(2021年1月末時点)

1.英文解釈(毎日):毎日30~40分 ・・・前回より5分程度長い。以下は現在の進捗状況。
『英文標準問題精講』(原仙作、中原道喜、旺文社):現在「第III編後期10日間」練習問題90番(P284)。
紙に訳文を書いて模範解答を見て添削。5~10回音読。後期10日間は長文問題演習で文章が長いため全文訳を書いていると1題が1日では終わらない。最大30分で打ち止めにして、一題あたり3~4日かかっています。
2. 英文解釈(次の中から一冊ずつ):毎日10分/時間で切っている。現在の進路は以下の通り。
『英文解釈教室―改訂版』(伊藤和夫 研究社):第6章「同格構文」p105
『英文解釈考』(佐々木高政、金子書房):「I文の構造 7「省略」」P38
『思考訓練の場としての英文解釈(1)』(多田正行育文社):第1章「因数分解型structure」p45
『翻訳力錬成テキストブック』(柴田耕太郎、日外アソシエーツ)「第四部 学術的な文章を読む」「課題4-4」P382
・・・取り組み方は1と同じ。ただし時間で切る。 

3. 翻訳関連書籍(次の中から一冊ずつ):毎日5分(ただし、時間のない時は飛ばしているので、平均すると2日に一度ぐらいになっている)
『誤訳の構造』(5周目)『誤訳の常識』(2周目)『誤訳の典型』(3周目)(中原道喜、聖文新社)
『英語原典で読む経済学史』(p132)『英語原典で読む現代経済学』(p29)(根井雅弘、白水社)』*非常に難解で、5分では数行しか進まない。
『翻訳教室』(柴田元幸新書館)(P209)
*『英文翻訳術』(安西徹雄、筑摩学芸文庫)(P130)
*『さらば学校英語 実践翻訳の技術』(別宮貞徳、筑摩学芸文庫)(P240)
・・・基本は線を引きながら読むだけ。*の2冊は訳文を書いて添削している。時間で切る。

4. 原文と訳書の手書き写し:毎日10分
『絶望を希望に返る経済学』バナジー&デュフロー著、村井章子訳、日本経済新聞出版
・・・原文と訳文を一文ずつ手書きで写して読む。時間で切る。現在p40。

5. 原文と訳書の音読(次の中から1冊ずつ):ほぼ毎日5分(ただし、時間のない時は飛ばしているので、平均すると2日に一度ぐらいになっている)
21世紀の資本』(トマ・ピケティ著、山形浩生訳、みすず書房)P125
『世紀の空売り』(マイケル・ルイス著、東江一紀訳、文藝春秋)P363
『浮き世の画家』(カズオ・イシグロ著、飛田茂雄訳、ハヤカワ文庫)2周目。P210
『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー』(カズオ・イシグロ著、土屋雅雄訳、早川書房)4周目。P8
・・・原文と訳文を段落ベースで音読。
**『ガリバー旅行記』(スウィフト著、柴田元幸訳、朝日新聞金曜日夕刊連載中)は挫折。毎週朝日新聞夕刊を購入し、日本語を読むだけになりました。

6. 英文法と英作文:英作文を毎日10分。英文法を2日に一度ぐらい5分に変更(←2日に一度ぐらい。英文法、英作文を1冊ずつ。計10分)
英文法:『表現のための実践ロイヤル英文法』(綿貫陽、マーク・ピーターセン、旺文社)『ヘミングウェイで学ぶ英文法 2』(倉林秀男、今村楯夫著、アスク出版)『表現のための実践ロイヤル英作文法問題演習』
*『英語正誤マニュアル』『TOEIC, L&R 990点突破ガイド』(アスカ)を追加。これは2周目。なおこの間『英文法詳解』(杉山忠一著、学研)も追加して1カ月ぐらい取り組んだが、読むだけの文法書が多く鳴りすぎたと感じてこれをやめ、『~990点突破ガイド』と入れ替えた。
英作文:『表現のための実践ロイヤル英作文法問題演習-解答と解説』『表現のための実践ロイヤル作文のための暗記用例文300』(綿貫陽、マーク・ピーターセン、旺文社)・・・いずれも英文の丸暗記です。
*『英文表現力を豊かにする例解 和文英訳教本』)(小倉弘著 プレイス)を追加。偶然見つけたが素晴らしい本。

7. 日本語文章の音読:毎日。1冊当たり5分×2~3冊。計10~15分(3~4冊、15~20分より1冊分ぐらい短くなっている)
毎日、日本経済新聞の「春秋」と朝日新聞の「天声人語」を音読している。現在20冊ほどが本棚に並んでおり、それを順番に読んでいるが、日本語をきちんと読みたいと思い、『大学入試システム現代文 ベーシック編』(出口 汪著 水王舎)に毎日取り組み始めた(1月から)。

なお、10月までは取り組んでいた「8. 英文の音読:2日に一度ぐらい。10分。Time誌
An Autobiography by Agathe Christieのいずれか」は現在お休み中。理由は、上の7までで90~120分になってしまい、「翻訳ストレッチ」として時間がかかりすぎるため。とは言え「英語だけをまとめて読む」時間は何とか取りたい。

(現在の課題)実は現在、翻訳ストレッチ前に日経新聞朝日新聞を30~50分毎日読んでいる。この一部をTIME等英語メディアに切り替えられないかを検討中(思い切りだけなのですが、最近は日本語のメディアはかなりだらしなく信憑性がなくなってきたので、切り上げ時かもとは思っている)。

勉強中の皆様のご参考になれば。

翻訳ストレッチ内訳(2020年10月時点) - 金融翻訳者の日記

 

 

英語がペラペラになるとはどういうことか?(翻訳ストレッチの英文暗唱からわかってきたこと)

翻訳ストレッチで使っている『表現のための実践ロイヤル英文法―英作文のための暗記用例文300』は綿貫陽/マーク・ピーターセン著『表現のための実践ロイヤル英文法』の付録で、「翻訳ストレッチ」の教材としては最も古くから使っているものの1つ。僕はテキストに取り組んだ日を書き込んでおり、今日付を見ると一番古いのが「2010年」と書いてあるのでもう11年間使っていることになる。英文暗唱の位置づけはこの10年試行錯誤してきた中でかなり変わってきたが、ここ半年ぐらいは、他の英文暗唱用テキスト2冊とともに、3日に1度、5~10分取り組んでいる。

昨日から最初のページに戻ったのでメモしてある日付を数えてみたら、現在9周り目に入ったところ。さすがにこれだけ繰り返すと日本語の一文字目を見たただけでほとんどの英語をスラスラ言えてしまう。その一方で毎回間違える、あるいは出てこない英文もある。僕の頭になじむ英文となじみ難い英文があるということかと思う。9回目はそこだけを復習しているので従来の4分の1ぐらいの時間で終わりそうな気配だ。つまり、この本に出てくる日本語表現に関する限り、僕はほぼネイティブ並み(「この場合は、こういう言い方をする」レベル)になっているといってよいだろう。

さて、今の僕の英会話能力はどの程度か。時たま英米人と英語で話すと、極めてスムーズに(あたかもネイティブのように?)話せる時と、頭の中で英作文をしながら話している時で大きく差がある。それは、会話の内容が自分の体の中に完全に入りこんでいる分野(テーマ)とそうでないものの場合では、かなり差があるということだ。たとえて言えば、丹下段平から手渡された「あしたのためにその1」の指示通りに練習して試合に出たら、「ジャブだけプロ並み(あとはど素人)」と力石を驚き呆れさせた矢吹ジョーの左ジャブみたいなものである(たとえが古くてスマぬ))。

さて、ネイティブ並みに英語がしゃべれるようになるにはどういう方法がよいだろう?もちろん、英語が母語の国に行って朝から晩まで英語漬けになるのがベストだ。では我々のように日本に済み、普段は日本語を使っている人間、しかも朝から晩まで会話をしている暇のない人間がネイティブに一歩でも近づくにはどうしたら良いだろう?僕は、それは毎日ネイティブスピーカーと「毎日練習する」ことではないと思う。毎日英文を暗唱していて最近思いを強くしているのは、「ネイティブ・スピーカーのように話せるようになる」とはつまり、今、完璧に僕の頭に入っている「300」を400、500、1000と増やしていくことではないか、ということ。ドタ感だが、その量は3万とか4万ぐらいではないだろうか。そうして時たま練習するのだ。インプット(暗唱)9割、アウトプット(英会話の実践)1割って感じ?現在の僕は、限られた時間の中で英会話を上達するにはその方が効果が高いという仮説を持っている。あと2冊暗唱しているので、それに目途がついたら英会話教室(オンラインで十分そうだ)に通おうかなと考えている。

英文の暗唱を通じてもう一つ明確に実感したこと。それは、例えばこの本で1文字の日本語を見て英語をすらすら言ってしまえるようになると、「なぜ、こう言うのか?」に対する意識が低下していることだ。理屈なしに口から出てくるのだからこれはこれでよいのだが、その分だけ文法構造に意識が回りにくくなるわけだ。小倉弘さんの本『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』は「そこ」を丁寧に解説してくれている本、という感じである。

在宅勤務あるある

(部屋をドンドンとノックしながら)
「お~い、トイレの蓋はちゃんと閉めろといったじゃないかー」
返事がないので、ドアを開けて大声で
「おい、聞こえてんのか、コらぁ、トイレだよ、トイレ!!!」
とすごんだら、ヘッドフォンをつけたままの息子がこっちを向いて口に指を当て、声を出さず口だけ動かして「かいぎちゅう!!」
「(小声で)大変失礼いたしました」

・・・在宅勤務でしかありえない光景だなあと思った次第。

在宅勤務「あるある」

(部屋をドンドンとノックしながら)

「お~い、トイレの蓋はちゃんと閉めろといったじゃないかー(返事がないので、ドアを開けて大声で)。コらぁ、聞こえてんのか、トイレだよ、トイレ!!!」

と言ったら、ヘッドフォンをつけたままの息子がこっちを向いて口に指を当て、声を出さず口だけ動かして「かいぎちゅう!!」

「(小声で)大変失礼いたしました」

・・・在宅勤務でしかありえない光景だなあと思った次第。

SNSのお作法

①本日、Facebookでいきなりメッセージもなしにお友だち申請が来た。

②「金融翻訳者の鈴木立哉と申します。〇〇様は私あてにお友だち申請をされましたでしょうか?(時たまついうっかりボタンを押して、という方がいらっしゃいます)。もしそうであれば自己紹介をお願いしてもよろしいですか?よろしくお願いします。」と返事を出す。

③「共通に友達にいる方にリクエストをお送りしました。〇〇省の△△畑を歩んでおります。プロフィールを更新しました」とのメッセージ来る。

④「〇〇様、ありがとうございます。実は私は、(一般的な意味での私の)友人または「友人のご紹介」または「何らかの形で私をご存知の方からのご依頼」による場合以外はフェイスブック上で「お友だち」関係になることを遠慮させていただいております。従いまして、誠に勝手ながら今回のお申し出は辞退させていただきます。SNSにさまざまな問題が明らかになってきた昨今、自分なりの基準は守っていきたいと考えております。事情ご理解のほどどうぞよろしくお願いします」

とお断りしたところ。

こういうことは時たまある。自分はどういう人間なのか、どうして相手を知ったのか、なぜ「お友だち関係」を築きたいのかを一切説明せず、自分の経歴さえ出せば相手は受け入れるはずという常識外れのド勘違いをする人がときたまいるのは困ったもの(ちなみに「スミマセン、ボタンの押し間違えでした」というメッセージが来たことがこれまでに3度ほどある)。

英語のニュアンスを日本語で学ぶ英作文の本:小倉弘著『例解 和文英訳教本 (文法矯正編)(プレイス)(2021年5月)

和英翻訳のプロセスで僕は英語ネイティブの方に「こういう文脈の中でこういう言い方(表現)をする?しない?」と問うことが多いし、いわゆるネイティブ・チェックとはそういうものだ。
ネイティブ講師による英語の授業なども「そういう言い方をする、しない」といった形で我々の英語表現が修正あるいは正しい英語表現が提示される場ということになる。

親切なネイティブの方であれば「なぜそういうのか」を説明してくれるが、「(うまく)説明できないけれども、とにかくこの状況下ではそうは言わない(言う)」ということも少なくない。ネイティブ講師との英会話レッスンなどはその繰り返しのようなものだろう。

僕たちはそういう場をたくさん経験して、帰納的に「こういう場面ではこういう言い方をする(しない)」を学びながら、段々英語が上手くなっていく、ということなんだろう。

このやり方の難点は、時間が非常にかかる、いうか時間を非常にかける必要がある、という点だ。簡単に言えば「たくさん喋って、たくさん間違える」ことこそが上達の秘訣なのである。

小倉弘著『例解 和文英訳教本 (文法矯正編) --英文表現力を豊かにする』(プレイス、2010年)はこの英語マスター方式に対する果敢な挑戦状だと思う。

我々が「帰納的に(経験的に)身につけていく英語表現の機微」を「要するにこういう場面ではこう言う」と日本語で明確に整理/提示した、英語学習の時間短縮に役立つ画期的な本ではないかと思う。

すごく分かりやすいのは、must とhave toの違い。

マーク・ピーターセン氏が共著で入っている『表現のための実践ロイヤル英文法』にはこう書いてある。

「『しなければいけない』という意味を表すmust とhave toの違いは、must の方がはるかに改まった、堅い感じの表現になる、というだけである」(P87)。

要するに両者はほぼ同じ意味。ニュアンス(受け取る感じ)が若干違うだけだと言い切っている。言いたいことは何となくわかるし、そんな気もするが、微妙な差は「自分で使って覚えてね」的に突き放されている感じがしないでもない。それでもこの本は親切な方で、他の多くの文法書がmust とhave toの違いを否定の意味の違いと過去の使い方(mustは過去では使えない)の場合に限っているのに対して、平叙文のレベルで何か違う点があるのかをとにもかくにも説明しようとしてくれている。

一方、『例解 和文英訳教本』は次のように説明する。

「(1人称が主語の)have to は『仕方なく~しなければならない』という意味である」したがって、「昨日は道路が工事中だったので遠回りをせざるを得なかった」はhave toを使う。
これに対し「1人称が主語のmustは『自発的に~しなければならない』という意味で、<自分が自分に自発的に義務を課している=話者が自分に課す義務>感じである。よって、本問の……(もう遅いので)『おいとましなければなりませんね』を英訳する際にはmustが適切である。(同署P112)

として以上のようにまとめる。

have to ①主語が1人称の場合は「仕方なく~しなければならない。
②主語が2,3人称の場合は「周囲の状況が課す義務」

must①主語が1人称の場合は「自発的に~しなければならない」
②主語が2,3人称の場合は「話者が(相手や第三者に)課す義務」

こう整理された上で自分の知っている英語を読んだり思い浮かべたりすると確かにそうなっている!

こういう説明のオンパレード。著者の小倉さんは代ゼミでネイティブ講師とペアで授業をしているそうなので、おそらくそういった経験の積み重ねから帰納的に「ネイティブのニュアンスの法則化」をかなり実現したのではないかと思う。「春になると、我が家の庭にたくさんの花が咲きます」の英訳を4ページにわたって日本語で説明してくれる本なんて初めてだ(普通は、こんな単文、「暗記しましょう」で終わりだと思う)。

一度手にとってみてから購入のご判断を。偶然見つけた本だけど、小倉さん、ただ者しゃないでぇ。

(ご注意)もしこの書き込みをご覧になって「本書に取り組んでみようかな」と思った方へのご注意。「読み流さないこと」。英語が簡単なのでついすべてわかったつもりでスラスラ読み進みがちになってしまいますが、単に問題と解説、回答を読むだけでは本書の価値はわからないと思います。紙とペンを持って、まずは自力で英文を書いてみること。そして解説を読みながら自分の間違いを直していきましょう(ご心配なく、必ず間違えます)。自分がいかに分かっていないかを思い知るはずです。

https://www.amazon.co.jp/dp/490373823X/

(捕捉)なお『表現のための実践ロイヤル英文法』のP88には「発展」として「(英)では、一般にmustが「話し手の意思や命令」などを表すのに対し、have toはそれとは関係ない事情でそうしなければならないという感じになると言われている」との記述がある。まさに小倉さんの指摘しているポイントだが、小倉さんが英作文の問題(具体例)を通じて説明しているのに対して、マークさんは解説だけに終わっているので読み手は一読してもわかりにくく、従って説得力に欠けると思う。

(追記:2月9日)同書に興味深い例をもう一つ見つけたので。
*一人称の個人の予定の場合
①現在進行形:スケジュール帳に書くような確定的なこと
②be going to: 頭の中で決まっていること(スケジュール帳に書いても書いてないかは関係ない)
③will:その場でとっさに決まったこと。(小倉弘著『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本』(プレイス)pp80-83)
こう提示されて自分の知っている英語で何度も反芻してみると、「なるほどそうだ!」と思える。ネイティブ・スピーカーが「この時には、こう言う(言わない)」を見事に整理している。英和でも和英でも覚えておいて役に立ちそうな法則だ。実に実に深い本だ。しつこいようですが、問題をまず自分で英語にして書いて本と比べないと本書の真価はわからないと思います。念のため。

 

関係代名詞の<制限用法>は対比を暗示する(翻訳ストレッチの教材から) - 金融翻訳者の日記

批判的に学ぶ(今朝の翻訳ストレッチから) - 金融翻訳者の日記