金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

著書と訳書

これまで訳書を18冊、著書を1冊経験しただけですが、その差を一言で言えば:

訳書は「地道に積み上げていくもの」

著書は「産みの苦しみの後は一気に動かすもの」

という感じでしょうか。

『金融英語の基礎と応用』は、それまで地道に積み上げていたものをどう見せるか?のアイデアが思いつくまでに3年近くかかったのでよけいにそう思うのかもしれません(思いついてからは半年でできた)。

ただ、あの一冊を通して、文字通りもがき苦しみながら「ゼロから1を生み出すのがいかに大変か」を身体と頭で体験したという実感があります。