金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「正義は振りかざすものではない」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(144)

(1)昨年の今日
私見では、創造的な仕事をしている人ほどルーティンを大切にしている。仕事がダイナミックで非定型的だからこそ、変わらず安定した土台が必要となる。
(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』晶文社p372)
*「誰でも1日だけならできることを365日続ける」。ほとんどの人はこれができないので、その部分を適正価格でサポートするのが大人向けの大半の学校ではないかしら。価格が適正かどうかを判断するのはユーザーである僕らですが。本日の言葉を読んでそんなことを思いました。

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(2)2年前の今日
正義は振りかざすものではない。
(「TVフェイス 俳優 玄理(ひょんり)さん 2019年12月21日付朝日新聞
*先日ご紹介した「正論は人を傷つける」に近いが、「正義を振りかざす」方が質が悪い。正義を振りかざす相手は権力者だけでよいと僕は思っています。

(3)3年前の今日
さて、現在です。ここ何年か私は泡の中に生きてきたことに、最近気づきました。泡の中にいて、周囲の多くの人々の苛立ちや不安に気づかずにいたようです。私を取り巻く世界は教養と刺激にあふれ、リベラルな考えをもつ皮肉っぽい人々が集まっている世界です。しかし、それは想像していたよりずっと小さな世界だった、といま思います。2016年は、ヨーロッパとアメリカで驚くような――私には気の滅入るような――政治的出来事があった年でした。世界中で胸が悪くなりそうなテロ行為が頻発した年でもありました。私は子どものころから、リベラルで人道主義的な価値観を信じ、その広がりは止めようがないと信じてきましたが、それが幻想だったかもしれないと認めざるをえなくなりました。(『特急20世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー』カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳、早川書房p87)

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(4)4年前の今日
スコア(総譜)から各楽器のパート譜を書き起こし、1枚1枚ガリ版で刷るんです。今ならコピーで済む作業ですが、僕には願ってもない学びの機会でした。(秋山和慶さん「人生の贈り物」2017年12月19日付け朝日新聞