(1)2020年3月23日
日本語にない発想を理解して訳そうとするときには、「英語→日本語→事柄」という手順ではなく、「英語→事柄→日本語」という順序をたどらねばならない。
(伊藤和夫著『英文解釈教室(改訂版)』(研究社)p17)
*本日の言葉:先週後半から翻訳ストレッチのポートフォリオを若干組み換えておおむね1①「原書/訳書の書き写し/文単位の音読」②「原書/訳書のパラグラフ読み」③「英文解釈」④「英文法/英作文」⑤「音読(日本語/英語)」に整理した。何も考えずに読みたいもの、学びたいものを増やしたり減らしたりしているうちにこう整理できることに気がついたのだ。時間も、全部に取り組むと90分を優に超えるようになった。要するに中学生のお勉強みたいになったわけ。別にこうしようと決めたわけではなく、また変わるかも。
なお英文解釈は『英文解釈教室』『思考訓練の場としての英文解釈(1)』『英文解釈考』の3冊に順に取り組んでいく(それぞれを3日に1度学ぶ。時間は10分ぐらいかな)。引用句は翻訳者としては常識ですが、結構原文に引っ張られがちになるので気をつけたい。
(2)2019年3月23日
「生き様」というのは僕にはよくわからないですけど、ま、「生き方」というふうに考えれば、(先ほどもお話しましたけれど)他人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまでも秤(はかり)は自分の中にある。それで自分なりに、その秤を使いながら、自分の限界をみながら超えていく、ということを繰り返していく。そうすると、いつの日か、「こんな自分になっているんだ」っていう状態になって、だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないっていう風に思うんですよね。
何か、一気に・・・一気に何か高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられない、と僕は考えているので、地道に進むしかない。ま、進むというか、進むだけではないですね、後退もしながら・・・ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを、信じてやっていく。でもそれは正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど、でも、そうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えない、と言うか、まあ、そんな気がしているので。
そうやって、自分なりに重ねてきたことを、今日のあのゲーム後、ファンの方の気持ちですよね、それを見た時に、ひょっとしたら、そんなことを見ていただいていたのかな、とというふうに。それは嬉しかったです。ま、そうだとすれば凄く嬉しいし、そうじゃなくても凄く嬉しいです。
(2019年3月21日のイチロー選手引退会見からの書き起こし。26分ぐらいからの4分間)
(3)2018年3月23日
仕事って生きるための手段。
人生の大半を注がなきゃいけないもので自分の個性を消さなきゃいけない。
自分の得意なことを活かしたり、自分の考えが反映されたり、そういう仕事に就きたいわけじゃないですか。できることならだれだって(プロゲーマーになる前の自分を振り返って)。
・・・・・・
自分のプレーが「スゲー」って言われたりとか、みんな感動したりとか、そういうプレーになったときって、ただ単純に自分が楽しんでいる時なんですよ、いつも。
ただ、自分が楽しんでいるところをみんな見たいんだなと思って。だから「思いっきり楽しむ、ゲームを楽しむ」っていうことが今の自分の仕事だって思います。― 梅原大吾さん(プロゲーマー)
(NHKプロフェッショナル 仕事の流儀「新しい仕事スペシャル」2018年3月19日放送)