金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

去年の今日(3月18日)に世の中を見ていて思っていたこと、予測できたこと、できなかったこと

Facebookの「思い出」機能で出てきた昨年の今日に投稿した短い投稿4つ。

①普段はマンスリーの仕事が中心なので「モーサテ」はランチタイムに録画で見るし、スマホは原則として毎日19時~翌朝7時ぐらいまで見ないのだが、ここ1カ月ほどは朝起きるとまずスマホでNYの動きを確認するようになった。かつての証券マンに戻ったような気分である。

(コメント)去年の今頃はこうだった。まだまだ世界の株式市場が暴落を続けていて、コロナの恐怖も重なって、「底が見えない」状況が続いていた。市場が大底を打ったのはこの5日後、3月23日で、その後ニューヨーク市場は一気に上昇相場に転じたのである。幸か不幸か私は3月上旬から4月下旬ぐらい、毎朝お客様から連絡が来てその日に出たレポートを訳していた。2016年のブレグジットトランプ大統領当選前後と同じくらい忙しかった。

②今回の騒動で、「会社員であること」の意味を考え直す会社員が相当増えるんじゃないかな。「何かあった時に会社が守ってくれる」に意味を感じた方へ:あなたにはすでに「その仕事」で生き延びる覚悟も資格もないと思うよ。

③会社においては、会議の意味も問い直されるよね。a)本当に無駄だからやめたり短くしたりした方がよい打ち合わせはどれで、 b)一見無駄だけれど意味のある打ち合わせはどれかがわかる。

④コロナ対策の自宅待機では、人材の価値も分かるのでは?a)本当に無駄だから辞めていただいた方がよい方とb)一見無駄にみえるけど、いてもらうことに価値のある方はそれぞれ誰か、がはっきりするかも。しかも本人も自覚できる形で。

(コメント)多くの仕事がリモートワークにしても「回る」ことがわかった一方で、たとえばニューヨークの証券会社等ではトレーダーを職場に戻す動き広まったそうです。なぜか。トレーダーが得る情報には、騒然とした「場」の雰囲気や同僚同士のヒソヒソ話、それとなく耳に入ってきた噂、同僚の表情や声が意外な情報となっている。あるいは何百万ドルものポジションを自宅で一人でトレードできるのか?といった心理的な問題もあるようです。

 

Remote working is not the same for financial traders – here’s why

最近は「リモハラ(リモート・ハラスメント)」と言う言葉もあるらしい。当時あらかじめ予測できたことも、やってみてわかったことも含仕事でもプライベートでも、この1年を反省しておくことは非常に意義があると今日改めて思いました。