(1)2021年の今日
根拠など気にしたら、自信は持てない。だって経験がないのだから。しかしその自信はどこかでくじかれる運命にある。だって根拠がないのだから。それでも何かエンジンを身につけることで、人は前へ動き出すことができる……。
(「天声人語」2021年1月11日付朝日新聞)
*本日の言葉は、成人を迎える若者たちへの激励文ですが、自分への喝とも考えたい。
(2)2020年の今日
① 演技は上手いけど、努力できない人と、演技は下手だけど努力を続けられる人がいたら、私は努力を続けられる人を選びます。 渡辺万由美さん(トップコート社長)
(「プロフェッショナル 仕事の流儀 芸能プロ社長 渡辺万由美」NHK)*僕の聞き書きです。
② 役者の成功には、もって生まれた才能、運、一生懸命頑張る姿勢が必要と考える。前二者は自分ではわからないから、頑張るしかない
(「仲代達矢87歳の喜劇 「反骨の芸術」伝える不屈の闘志」2020年1月11日付日本経済新聞)
③ 努力は夢中に勝てない ビームス社長 設楽洋さん
(「My Story ビームス社長 設楽洋さん」 2020年1月12日付日本経済新聞
*同じ言葉を引用している下のURLは「幹部全員から辞表 ビームス社長が選んだ道は」 ビームス社長 設楽洋さん」 2020年1月17日付日本経済新聞)
**ここ数日たまたま「努力」に関係する言葉を見つけてメモしていたら3つたまったので。設楽さんの言葉は、夢中になって努力することの素晴らしさを語っておられると思いました。
(3)3年前の今日
「自制心を保つこと」の反対は、「なんの抑制もなく制度的な特権を行使すること」である。法律学者のマーク・タッシュネットは、この行動――ルールに則ってプレーはするが、その限界を攻めてきわどい勝負に出ること――を「憲法違反ギリギリの強硬手段」と呼ぶ。これは、二度と立ち上がれなくなるくらい徹底的にライバル政党を叩きのめすことを狙った制度上の闘いであり、民主的な試合を続けることなどまったく無視した行為である。
(『民主主義の死に方』レビツキー/ジブラット著、濱野大道訳、新潮社、pp140-141)
(4)2018年の今日
安易に振りかざされる正義は、回り回って自分の首を絞めてゆく。木ノ戸昌幸
(2018年1月12日付朝日新聞「折々のことば」より)