金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「指導者には理論もさることながら、人をその気にさせる力が必要だ」:2015年~2019年の今日出会った言葉

(1)2019年の今日
 以前、年配者が近くの公園に保育園が建設されると騒がしいから反対している、というテレビ番組を見たことがあって、子どもの声がして楽しいのではなく、うるさいと思うなんてと驚きました。そういう高齢者はきっとまだまだエネルギーも十分あって、自分たちの側から世の中を見ているのでしょうね。それはそれですばらしいけれど、大人として成熟していないとも言えます。子どもの声を楽しいと思わないなんて、いつから日本はこんな国になったのかなあ、寂しいなあ。
(『いっさい成り行き~樹木希林の言葉』p37) 

(2)2018年の今日
深呼吸一つで、緊張を興奮に変えてゆけ
(2018年1月6日付け朝日新聞26面「その一言のチカラ 私の折々のことばコンテスト」)より

(3)2017年の今日
「受験会場の開場時間を調べ、その時間に会場に入るようにすべし。私が予備校教師時代から生徒たちに強く薦めていた鉄則です。試験当日の朝に何より大事なのは時間と心の余裕をもつことだから」
*昨日聴いたラジオ番組で、ある若手経済評論家が言っていました。受験生にはすでに常識かもしれませんが、念のため。頑張れ受験生。

頑張れ受験生と親たち。

(4)2015年の今日
全然打てないのに「この調子ならホームラン王」とか「三冠王になれる」とか真顔で話す。何度も繰り返されるうちに気持ちよくなって、練習が苦にならなくなった。
 練習の初めと終わりのメリハリもあった。飲んだあと荒川道場で一振りするとまず「昨日良い感じだったのに、もう忘れたのか」。これで酔いも冷める。最後は必ず「よーし、それだ。キング間違いなし」。私は安心して眠り、気分よく新しい日を迎えられた。
(中略)
 指導者には理論もさることながら、人をその気にさせる力が必要だが、残念ながら私自身は荒川さんのような「乗せ上手」になれなかった。
(引用終わり)日本経済新聞2015年1月13日「私の履歴書王貞治

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