金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「ピンチの時こそ笑える余裕をもて」:9月24日に出会った言葉

(1)2019年9月24日  ·

(岩田さんは)任天堂という大きな会社の社長になってからもある面では弟役だったんじゃないかなぁ。……自分を後回しにして、みんなに配慮している感じ。だから、なにかを提案するときも、命令したり、号令をかけたりするんじゃなくて、「自分も考えてみたんだけど、こういうふうにやってみるのはどうだろう」とか、そういう気持ちがいつも混じっている。
……
思えば岩田さんはずっとそう言い続けてるんだけど、みんながハッピーであることを実現したい人なんですよ。
(「糸井重里が語る岩田さん」『岩田さん―岩田聡はこんなことを話していた』p199-200、ほぼ日刊いとい新聞編、株式会社ほぼ日)
*短いサラリーマン人生の中で、僕は岩田さんのようなタイプの上司に会ったことがない(尊敬できる先輩はたくさんいます)。自分がそういう上司になれなかったのはそのせいかも、そう思っていた。

ところが『ティール組織』を訳したご縁で、「この人は岩田さんみたいな上司なのではないかな」と思える人に何人も出会えた。しかもその多くの人たちは、誰かに教わったというよりも、ずっとそうだったらしい。僕よりも10歳も20歳も若い人たちだけれど、こういう人たちから生き方を教わりたいと思っています。

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(2)2018年9月24日 
 ピンチの時こそ笑える余裕をもて  岩出雅之帝京大学ラグビー部監督)
……笑うとは自分に距離を置くこと、状況を俯瞰する冷静さを持つこと。
(2019年9月24日付朝日新聞「折々のことば」より)

折々のことば:1237 鷲田清一:朝日新聞デジタル

(3)2017年9月24日 
作文が好きだったんだよ。得意だった。ところが僕の作文は本当に「作」文で、盛っちゃうんだよ。はっきり覚えているのは夏休みの作文。先生から「おじいさんが亡くなったの知らなかった」と言われたんだ。(浅田次郎「君は嘘つきだから小説家に」人生の贈りもの 2017年9月20日朝日新聞

(語る 人生の贈りもの)浅田次郎:3 「君はうそつきだから小説家に」:朝日新聞デジタル