金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「大学は、何かを知っている人が知らない人に教える場ではない。」:6月27日に出会った言葉

(1)2020年6月27日 
オンラインでは選びにくいので、書店の書棚は頼もしい。
(「半歩遅れの読書術 雑食的に本を読み 思わぬ発見も 小長谷有紀(文化人類学者) フィールドワークに似た感動」2020年6月27日付日本経済新聞
今週月曜日に丸の内で飲み会があった帰りに丸善丸の内本店に寄ったところ、新聞広告で見かけて読みたいと思っていた本を偶然見つけ、ラッキーと思って買った。予想外の本に出くわしたのとは違うけれども、こういう本との(出会い頭のような)出会いもアマゾンでは起こらないなあと今日の引用文を見て思った。なお丸善に行ったのは飲み会解散後の午後8時過ぎだったからか、丸善はかなり空いており、密接する感じはなかったです(コロナウイルスの影響で、店はラストオーダーが午後7時だったので、飲み会は5時半スタートでした)。

(2)2018年6月27日  
どの夫婦も、夫婦となる縁があったということは、相手のマイナス部分が必ず自分の中にもあるんですよ。それがわかってくると、結婚というものに納得がいくのではないでしょうか。
(『樹木希林100の遺言』p125)

(3)2018年6月27日  
大学は、何かを知っている人が知らない人に教える場ではない。教員と学生がともに学び考えながら、答えのわかっていない問いをわかろうと追求する場だ。高等教育を「研究者」が担う意味はそこにある。
(「松村圭一郎のフィールド手帳」より 2018年6月26日付朝日新聞

(4)2017年6月27日  ·
自分に距離がとれると、自分を嗤う余裕も得られる。人はこういう形でも知らぬ間に支え合っている。(「折々のことば」本日付朝日新聞

(5)2017年6月27日  
凡人がほぼ運だけで作った記録を天才が実力で抜いたというのは、将棋界にとってもいいことだと思います。
(「少々寂しい」神谷広志八段、本日付朝日新聞日経新聞 社会面)