金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「わざわざ正しいって言わなくちゃならないのは、たいして正しくないからね」:出会った言葉:3~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(255)

(1)昨年の今日
さて問題です。次は誰のことを言っているでしょう。
「勤勉にして努力家。体制への絶対の忠誠心。その反面、大局観、現実を直視する勇気、思考の時間的奥行き、軽重の見極め、何よりも意思決定の基準となる自己の哲学、こうした指導者としての資質を決定的に欠いていた」
(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』(晶文社)p421)

*結構思い浮かびません?最近の日本の政治家とか、お役人さんとか。最近の首相?
正解は……

東条英機」です。
僕は、今の内閣ではカトちゃんが一番近いかなと第一感では思いました。

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(2)3年前の今日
「思い出は身勝手なものに決まってるじゃないか。……楽しい思い出だけ、つくっちゃいなさい」
(「ひこばえ」重松清 2019年4月20日朝日新聞

(3)4年間の今日
①それにしても一国の総理といわれる人が、自分は法律に違反した人間ではないこと、自分はモラルに反したあくどい商売をしなかったことを、何度も何度も国民に説得しなければならぬとは、なんとウラ悲しい政治の姿であろうか。
(「ウラ悲しい」1974年11月12日付朝日新聞『深代惇郞の天声人語』p97)

(4)5年前の今日
わざわざ正しいって言わなくちゃならないのは、たいして正しくないからね。
(「ののちゃん」の藤原先生、2017年4月18日付朝日新聞「折々のことば」より)