(1)昨年の今日
さて問題です。次は誰のことを言っているでしょう。
「勤勉にして努力家。体制への絶対の忠誠心。その反面、大局観、現実を直視する勇気、思考の時間的奥行き、軽重の見極め、何よりも意思決定の基準となる自己の哲学、こうした指導者としての資質を決定的に欠いていた」
(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』(晶文社)p421)
*結構思い浮かびません?最近の日本の政治家とか、お役人さんとか。最近の首相?
正解は……
「東条英機」です。
僕は、今の内閣ではカトちゃんが一番近いかなと第一感では思いました。
(2)3年前の今日
「思い出は身勝手なものに決まってるじゃないか。……楽しい思い出だけ、つくっちゃいなさい」
(「ひこばえ」重松清 2019年4月20日付朝日新聞)
(3)4年間の今日
①それにしても一国の総理といわれる人が、自分は法律に違反した人間ではないこと、自分はモラルに反したあくどい商売をしなかったことを、何度も何度も国民に説得しなければならぬとは、なんとウラ悲しい政治の姿であろうか。
(「ウラ悲しい」1974年11月12日付朝日新聞『深代惇郞の天声人語』p97)
(4)5年前の今日
わざわざ正しいって言わなくちゃならないのは、たいして正しくないからね。
(「ののちゃん」の藤原先生、2017年4月18日付朝日新聞「折々のことば」より)