「ビジネスに役立つ金融英語」の第10回のテーマは、「キャンセル・カルチャー」。
つい最近、JR東日本恵比寿駅で起きた事件もこれだと思います。
「プーチン憎んでロシア時の皆さん/ロシア文化憎まず」という冷静さを失わずにいたいという思いも込めました。
この記事に対して、勉強会の仲間でアメリカ史を専攻されている梅崎透さん(フェリス女学院大学 文学部教授)がコメントをくださいました。
「キャンセルカルチャーは、トランプ時代の保守派が「意識高い系」を揶揄して使い始めたイメージですね。要するに商品ボイコットで、新自由主義社会にマッチした左派の戦術ですね。でも商品ボイコットなら独立前のアメリカでもイギリスの関税に怒った愛国者たちがやってます。右派が新たにネーミングして、左派を馬鹿にするということでしょうか。プーチンは明らかに世界中の右派を取り込もうとしてキャンセルカルチャーなんて言葉を使ったのかも。ウラジミールくんの盟友もそこに入っているのかもしれませんね」。
プーチンさんはそこを計算していたのか。すると今年の中間選挙あたりからトランプさんが「No more Cancel Culture, no more Biden!!」とか言い出し始めたりして。
梅崎さん、ありがとうございました。