(1)2年前の今日
『流行語大賞』 間に合わなかった
―― 桜を見る会
(「かたえくぼ」 2019年12月5日付朝日新聞「オピニオン」面より)
*流行語大賞が発表になった時、「あれ?」と思ったが本日の「かたえくぼ」を見てクスリ。文化・文芸欄で読んだ「桜を見る会 危うい選挙独裁 抵抗の可能性を排除 民主主義に傷」(斎藤純一、早稲田大学教授)の中で、「……その場その場で逃げ切りをはかる首相の姿はどのような『教育効果』をもつのだろうか」との文章に大いに納得。ここ数年の政治(はっきり言っちゃえば首相)のありようは子どもの教育に相当悪い。実に実に深刻な問題だと思っています。
(2)3年前の今日
(東山動植物園の)園内を一回りしていると、人間社会のあれこれが頭に浮かんだ。国際政治の舞台、日常の生活、そしてインターネット空間。とにかく自分を大きく見せ、他者を威嚇し、屈服させてしまおうとする振る舞いがすっかり定着してしまったように思う。「相手の話を聞かない」「言い負かせばいい」という態度はただ悲しい。
(春秋 2018年12月5日付日本経済新聞)
(3)4年前の今日
なりふりもかまはずなりて着膨れて 高浜虚子
(『今はじめる人のための俳句歳時記』角川学芸出版編(角川ソフィア文庫)p372