金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「民主的な討議とは、多数派が少数派の批判にたえられるかどうかがためされる過程にこそ、意味がある」:出会った言葉:2~9年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(251)

(1)2年前の今日
お金もなくなってきたことだし、日本はそろそろ真面目に数学に投資してみたらどうか。ただし数学者は、報告書を書いたり、大金を使ったりするのには向かないので、雇用して自由に数学に熱中させておくのが最適な投資だろう。
((新井紀子のメディア私評)ふだんからの備え 「不思議な研究者集団」公金で守ろう 2020年4月10日付朝日新聞

(2)3年前の今日
……①センテンスを始めて、きちんと終えること、②メインメッセージを重視すること、そして、③訳のオプション(選択肢)を持つことです。
……難しいのは、この着地点が見えないときなのですが、通訳では何とか筋が通るように論理的に文章を構築しなければなりません。プロはたとえ着地点が見えなくても、おそらくここだろうな、という予測をして、一定のリスクを取りながら訳出していくのですが、初学者はそもそも、どこからどの順番でどう処理したら良いのかが思考パターンとして身に付いていないので、難しい発話に直面すると黙り込んでしまうことが少なくないのです。ですから私は「まずしゃべり始める勇気を。そしてしっかり終えることにコミットしよう」と教えているのです。
(『同時通訳者のここだけの話』関根マイク著、アルク、p225-226

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(3)5年前の今日
「さまざまなことを検索してまとめているだけなのに、最初から自分が考えたと錯覚してしまう時代が来るかもしれない」
(昨日散歩しながら聴いたラジオ番組からのうろ覚え発言)

(4)9年前の今日
「民主的な討議とは、多数派が少数派の批判にたえられるかどうかがためされる過程にこそ、意味がある」
(『深代惇郎天声人語』「少数派」同書26ページ)