金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「人は、勇気を出して声を上げなければならない時がある」:2018~2020年の今日(3月8日)に出会った言葉

(1)2020年3月8日
人は、勇気を出して声を上げなければならない時がある。
(「女子更衣室がトイレの中とは」主婦 小林淑子 本日付朝日新聞「声欄」より)
*引用文は、本日の朝日新聞声欄、女性差別がテーマに対するご意見の一節だが、投稿者である小林さんの主張には、女性差別だけにとどまらない大きな意味が、特に今のような閉塞感漂う時代だからこそ、あると思った。

(2)2019年3月8日
……accuracy(確度)とは、測定、または計算された量が実際の(真の)「値」とどの程度近いかを示す尺度を指し、precision(精度)とは、複数回の測定や計算の結果が互いにどの程度近いかを示す尺度のことです。
この概念は、通訳者になった後も、いや、通訳者になった今だからこそ大事にしています。というのは、極論ですが、通訳者に求められるのは確度(accuracy)ではなく、精度(precision)だからです。
(「プロの通訳は安定性が全て」『同時通訳者のここだけの話』(関根マイク著、アルク)p23)

(3)2018年3月8日
「朗読」とは何か?アナウンスやナレーションとはどこがちがうのか。それが一般には理解されていない。だから、「朗読」というとアナウンサーが原稿を読み上げるのと同じように文学作品が「原稿」として読まれる。朗読とは文学を「作品」として読むものである。そして、その声そのものが作品なのだ
(2月19日渡辺知明さんのツイートより)

よい1日を!