金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「通訳者に求められるのは確度(accuracy)ではなく、精度(precision)だからです」:出会った言葉:本日、3年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(234)

(1)3年前の今日
……accuracy(確度)とは、測定、または計算された量が実際の(真の)「値」とどの程度近いかを示す尺度を指し、precision(精度)とは、複数回の測定や計算の結果が互いにどの程度近いかを示す尺度のことです。
この概念は、通訳者になった後も、いや、通訳者になった今だからこそ大事にしています。というのは、極論ですが、通訳者に求められるのは確度(accuracy)ではなく、精度(precision)だからです。
(「プロの通訳は安定性が全て」『同時通訳者のここだけの話』(関根マイク著、アルク)p23)

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(2)4年前の今日
「朗読」とは何か?アナウンスやナレーションとはどこがちがうのか。それが一般には理解されていない。だから、「朗読」というとアナウンサーが原稿を読み上げるのと同じように文学作品が「原稿」として読まれる。朗読とは文学を「作品」として読むものである。そして、その声そのものが作品なのだ
(2018年2月19日渡辺知明さんのツイートより)