(1) 2020年10月27日
……その人がいることによって、その人の発言やふるまいによって、彼の属する集団全体の知的パフォーマンスが、彼がいない場合よりも高まった場合に、事後的にその人は「知性的」な人物だったと判定される。……(その反対に)その人が活発にご本人の「知力」を発動しているせいで、彼の所属する集団全体の知的パフォーマンスが下がってしまう場合、私はそういう人を「反知性的」と見なすことにしている。これまでのところ、この基準を適用して人物鑑定を過ったことはない。
(内田樹「反知性主義者たちの肖像」内田樹編『日本の反知性主義』(晶文社)p23)
*反知性主義という言葉をよく耳にしますがちゃんと理解していないなと思って購入した書籍から。著者は「知性は個人の属性ではなく、集団的にしか発動しない」と言う。ある個人がどんなに知識があっても分析が鋭くても、その周辺にいる人々(集団)の知性が高まらなければその人は「知性的な人ではない」と断じる。今の僕には、分かったような分からないようなご意見です。本書でゆっくり考えながら勉強したいと思います。
(2) 2019年10月27日
ビジネスが「問題の発見」と「問題の解決」という組み合わせで成り立っているのであれば、今後のビジネスではボトルネックとなる「問題」をいかに発見して提起するのかが鍵となります。
(山口周著『ニュータイプ時代―新時代を生き抜く24の思考・行動様式』p37 ダイヤモンド社)
(3) 2018年10月27日
全員で下品な隠語を使うチームのほうが、使わないチームよりも労働効率がよく、メンバー同士の結びつきが強く生産性が高い。しかもこれは特殊な事例ではなく、さまざまな労働環境で普遍的に見られる現象であることは、さまざまな研究が明らかにしている。
(「バグではなく人間らしさの本質」『悪態の科学』の2018年10月27日朝日新聞読書欄)
「悪態の科学 あなたはなぜ口にしてしまうのか」書評 バグではなく人間らしさの本質|好書好日
(4) 2017年10月27日
人生には取り得た道ならいくつもある。でもあり得たかも知れない人生より、選び取った今日の方が大事だからさ・・・そう言い切れることが、精いっぱいやってきた証拠といえるんじゃないかな。(「サッカー人として」三浦知良 2017年10月27日本経済新聞スポーツ面)