金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

手書きの強さ(2021年10月)

昨年7月から『絶望を希望に変える経済学』(村井章子訳 日本経済新聞出版)の書き写し(原文と訳文)を始めておよそ15カ月。
A4 7mm×30行 100枚のノートがそろそろ一杯になる(とは言え訳本のページ数は85/470なのでまだ5分の1ぐらいかな)ので、今まで映してきた部分をパラパラめくってみた。

ざ~っと見返すと、その時その時で重要だと思った箇所に赤や緑や青でマルや下線が引いてあって、余白(大抵は罫線の上のスペースの大きい部分)にメモが書いてあります。これも赤、青、緑、黒等いろいろ。ある程度決めていますけど、該当箇所が赤の時もあれば、メモが青の時もある。所々に星印も。パラパラとめくりながらメモに目を留めて読み直しているうちに気がついた。
この「検索」はAIでは無理だなと思った。

(後記)今、27カ月目。大学ノートで2冊目の半分くらい。書籍の3分の1ぐらいまで進捗しました(2022年10月25日記)。

AIって、「検索するものが決まっているとき」はものすごい効率性を発揮するけど、「あいまいな閲覧性」になると相当落ちる。

考えてみれば当たり前だけど、発見したような気になりました。

tbest.hatenablog.com