金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「納品先の先を見よ」:出会った言葉(2年間~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(88)

(1)昨年の今日
自己添削というのは、単に模範解答をみて自分の訳文を訂正するだけにとどまらず、訳文を作る上で行った自分の思考過程を再現し追求し、敗因を鋭く摘出し、どうしたら、あるいはどの思考時点で正解へと近づく可能性があったのかということを問い直す作業である。このようにして自分の読解作業そのものを追体験しながら解説を読み進み研究することによってのみ本当の思考力が養成されていくものであって……与えられた模範解答または訳例のアラが見えてくるほどまでにその問題について反芻思考してみること、―これが私の[自己採点の勧め]である。
多田正行著『思考訓練の場としての英文解釈(1)』育文社 p37)
*大学受験生向けの英文解釈参考書の中の文章。元々通信添削の講評だったものを本にした内容。英語は受験生には難しすぎるのだが、翻訳者にはちょうどよいかも。ただし、まず書いて訳すことが大事だと著者も何度も書いており、私もそうしている。それをしないと「訳文を作る上で行った自分の思考過程を再現し追求し、敗因を鋭く摘出し」という思考訓練ができないからだ。

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(2)2年前の今日
自分の仕事の目的は、人々に何を届けることなのか。
田中修治さん(オンディーズ代表取締役社長)
(「仕事力」 2019年10月13日付朝日新聞
*「納品先の先を見よ」と言っている、いわば当たり前だが忘れがちのこと。今、上場企業のホームページの英訳をチームで請け負っているのですが、「納品先の先を見る」ことで、納品先にできるアドバイスが多いことを明確に実感しています。

info.asahi.com

(3)3年前の今日
困っている人、声を上げづらい人の悩みをくみ取り、技術と工夫で解消していく。先日、87年の生涯を閉じた高原さん(高原慶一郎、ユニチャーム創業者)の歩みは、起業家の一つのあり方を示す。
(春秋 2018年10月12日付日本経済新聞

(4)4年前の今日
人間、思いがあれば何とかなる。今は米国でもヨーロッパでも仕事していますけど、全部日本語です。
安藤忠雄さん「人生の贈り物」2017年10月12日付朝日新聞