金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

トイレ掃除業者に来てもらう

今から書くことはある意味我が家の恥になることかもしれませんが、もしかしたら似たような状況のお宅もあるかもしれないと思い、ご参考までに。

ここ2~3年、私は毎朝トイレ掃除をしている。トイレの床、便座、ウォシュレット部分等々、トイレ用のぬれタオルとトイレ用中性洗剤を使って「一通り」洗っていく。

朝一番にトイレ掃除はいろいろな意味でお勧めですが、それはともかく・・・

トイレ掃除に限りませんが、毎日同じ事を繰り返していると「それ以前には気がつかなかった所」が気になったりするのですね。最初の頃にまず気づいたのはノズルだったが、そのうち昨日はなかったシミや汚れ、あるいは以前には気にしていなかった便座を空けた所の隙間とか・・・。2年以上続けてきて「もう考えつくところは一通りは洗っているだろう」と思っていたのが甘かった。

皆さん、ノズルではなく、ノズルの出てくる通路(つまり、穴です)、洗ってます?

ここの汚れに3日ぐらい前に気がついた。はっきり言ってキタネーです。手が入らないので穴の中に洗剤を吹きかけて、使わなくなった歯ブラシを使ってゴシゴシ・・・で、きれいになったんだけど、当然「ほかにも気がついていない汚れがあるんじゃないか?」という話になった。便座の取説引っ張り出すと、確かに「分解掃除」の方法が書いてある。こりゃ無理だってことになり、TOTOに電話し、昨日トイレ掃除専門業者の方に来てもらって分解清掃してもらいました。で、終わってからおそるおそる聞きました。

「やっぱり、相当よごれていましたか・・・?」
「このトイレ6~7年前に購入されたと思いますが、まあ経年から想定される程度の汚れはありました」と業者の方。

ちょっとホッとして・・・
「何か注意しておいたほうがよいことは・・・・」
「いろいろな隙間に洗剤が固まって残っていましたが、あれはよくないです」
「あ~そうなんですか。手の入らない隙間に洗剤を吹きかけておけば洗い流してくれると思っていたんですが・・・」
「それは間違いです。さきほど分解時にご覧になっていただいたように、このウォシュレット部分はかなり込み入った精密機械なので、洗剤とかがどこから入り込むと壊れちゃうんです」
「なるほどー」
「・・・ですからお宅でのお掃除は、見える部分だけを中性洗剤とぬれタオルを使ってきれいにしてください。その先は我々業者の仕事です」
「だいたい、どれくらいの頻度で分解掃除をお願いすればよいでしょうか?」
「5年に1度でしょうか。鈴木さんの場合、次は5年後。そのときに買い換えをご検討ください」

料金は「トイレパック」で6000円(税別)。所要時間40分でした。

業者が帰った後、「あの方あたしたちを相当気遣ってくれてたと思う。お掃除の間見てたけどやっぱりこんなところがこんなに汚れてるんだ~と思ったもの」と妻。