朝あれ(「学者の執念」下のリンク先参照)を書いたあとにどこかの上場企業の社長のコメントを思い出した(確かM商事の社長だとYさんがブログに書いていたと思うがうろ覚え)。要約すると以下の通り。
役員会に一人とてつもなく嫌な奴がいて、いちいち私の言うことに楯を突いてくる。その言い方もさることながら何と言っても腹が立つのは、そいつの言っていることが的を射ているということだ。
だから自分が社長でいる間はそいつを役員にしておく。そいつを辞めさせたら自分の経営が曲がるのをわかっているらだ。だが僕はあいつとできれば会いたくない。社長なんてやるもんじゃない。早く自分の好きな奴とだけ過ごせる生活を送りたい。だから早く社長を辞めたいと思っている。
学者の世界で言えば、本当は、
俺はあいつの顔を見るのも嫌だ。でもあいつの批判はくやしいがいちいちもっともだ。だから言うことには謙虚に耳を傾ける。会議にも参加する。セミナーで勉強もする。論文も読む。弟子にも勉強に行かせる。でも一緒に酒だけは絶対飲みたくない。
てな感じだろうか。