*以下は英日(英語→日本語)翻訳を前提とした思いつきです。
現段階では、ChatGPT-4の学習データは 2023年4月まで更新されているとのこと。
ChatGPTに下訳をさせた場合、 2023年4月までの常識(英語ネイティブスピーカーにとっての常識だから、米英が中心かな)に基づいて訳しているわけだ。最終的な成果物を人間が仕上げる前提で考えると、生成AIに最初に訳させた方が、「2023年4月までの英米人の常識分」だけ、ChatGPT-4の方がノンネイティブよりも有利だ、ということになる。
これが(学習型ではないという意味で)独立型の機械翻訳とAI翻訳の決定的な違いの一つではないか、ということに今日気がついた。もちろん、もう一つの大きな違いは、プロンプトで2の矢、3の矢の質問を放って訳文を絞り込んでいくということだが。
最初から訳すよりも、ポストエディットの方が速く、正確で、良質な成果物が仕上がるかも(あくまでも現段階での仮説です)。
「新たな扉」「第三の目」「二の矢、三の矢」:生成AIに関する感想メモ - 金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger