(1)昨年の今日
……聴衆から「日本語には、複数形と単数形の区別もないし、女性名詞と男性名詞と中性名詞の区別もないし、定冠詞や不定冠詞もないということですが、それは文法がないということですか」という質問が出た。
(多和田葉子著『言葉と歩く日記』p34)
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(2)3年前の今日
一般に思いつきというものは、人が精出して仕事をしているときに限ってあらわれる。
……だが、不思議なことに探求に没頭しているさなかもだめ。散歩中や、ソファでたばこをのんでいる時に、それは霊感のように訪れると、ドイツの社会学者(マックス・ウェーバー)は続ける。
(「折々のことば」2019年3月16日付朝日新聞)
(3)4年前の今日
人工知能(AI)によって、こうした技術はさらに進歩するのでは? との問いに、博士は「完全なAIの登場は人類の終焉(しゅうえん)につながる」と述べていた。意志の人は、深い洞察の人でもあった。(2018年3月15日付け日経新聞「春秋」より)
*ここで「博士」とはホーキング博士のこと