金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「大切なのは覚悟です」:2018年と2020年の今日(3月21日)に出会った言葉

(1)2020年3月21日
大切なのは覚悟です。……上とぶつかったとき、やめる覚悟までできているのが本当の編集者ではないでしょうか。そうでなかったら単なる編集部員です。
(「時空を超えて言論を育む 藤原書店社主 藤原良雄さん(71歳)」本日付朝日新聞Bee)
*本日の言葉:藤原さんは出版社の社長だからこういう言い方をしているが、「編集者」を「組織人(あるいは何らかの職務または職責を示す名詞)」、「編集部員」を「勤め人(あるいはサラリーマン)」と読み替えればあらゆる職種に言えることではないか。自分さえよければ、人が死んだって構わないというかのごとき「保身」を日々見せつけられているが故に、よけい強くそう思う。

(2)2018年3月21日
放っておけば人はすぐに「自分の思想の限られたレパートリーの中」に安住してしまう。自分を超えるもの、自分の外にあるものへの感覚をなくしてしまう。それを鈍らせないためには、絶えず「自分を疑う」ことが必要だ
 (本日付朝日新聞「折々のことば」より)