金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

自己添削の教育効果は高い(2020年12月9日)

日々、英文解釈の参考書で学びながら意を強くしているのは、①「学生が訳して教師が添削する」よりも、②「学生がまず訳し、その学生自身が模範解答(あるいは試訳)と解説を読みながら自己添削する」方が教育効果が高いのではないか、ということだ。

では②における教師の役割は?
(1)教師は訳した英文ではなく、自己添削した文書を学生に提出してもらい、それを評価する。要は、添削の仕方を添削しながら、問題点を探るわけだ。
(2)学生が、自己添削でもわからなかったり、疑問点が生じた問題について教師が答える。
(3)解説に書かれていない補足事項や予備知識を説明する。

ということではないか。
もちろん、以上は学習者としての経験と感想に基づく仮説です。

(後記)ChatGPTの登場で、自己添削の効果は一段と高まったと思います。