金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「在庫が全部はけているが増刷には踏み切れない、ちょっと中途半端な状態」(2013年4月)

3月14日(木)に訳書を2冊、アマゾン経由で注文したものが今日着いたとお客様から連絡があった。

ずっと在庫がない状態でアマゾンにも2度問い合わせたところ出版社から本が来ていないと。10日前に編集サイドから営業サイドに連絡したところ「配本はされている」との話だった。

そんなことをしているうちにアマゾンの方は「出品者からお求めいただけます」。これって絶版の時の表示じゃないの??

・・・てなスッタモンダがありましてね。

今日分かったこと。

要するに出版社の倉庫からはいったん全部が書店に出尽くしたのでアマゾンに回せる本がない。・・・とは言ってもこれから返品が来る可能性があるので軽々に増刷の判断はできない。したがって、これからは返品を待ってそれをアマゾンに回していく方針とする。

てなことだそうです。

私は関係者なのでキャンセルしなかったけど、この3週間で待ちきれずにキャンセルした人は多いはずで、アマゾンの順位はどんどん下がっている。「商売チャンス失ったよね-」と編集の方と電話で話したところ。

とは言え、販売状況は3月24日(日)の日経広告(最終面の右トップ)でかなり伸びたが、31日の書評の後の方が大きいとのことでした。しかしそういうことはアマゾンの順位ではわからない。

ちょっとハラハラドキドキの日々であります。

(後記:自分の訳書だと出版社に頼めば2~3割引(出版社によって異なる)で買えるのですが、それが手元に来て改めて友人に送ると郵送料がかかる。そこで、献本(出版社負担)以外で友人友人に送る分は自分がプレミアム会員になっているアマゾンで注文すれば郵送料がかからない分得だし、時間もかからないからそうしています。昔は20冊ぐらいまとめて買うとアマゾンの順位が一気に上がって、たこ足配当みたいだなあと思いながらも悦に入っていました)(2022年4月記)