金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「期末試験」(スポーツ強豪校に子どもが入るということ④)(2013年3月)

今日から次男は期末試験(週末を挟んで月曜日まで)

今朝:4時30分に自ら起きる。1時間半勉強。朝食。「う~楽しみ!!」とルンルン気分。

普段:5時45分やっと起きる。「シンド~イ。行きたくねえ~。雪降ってない?」(学校=朝連が休みになるから)

部活が相当厳しく、朝は7時15分集合でダッシュと筋トレ。放課後は午後3時45分から8時頃までで帰宅は9時になる。

したがって平日は家庭学習時間ゼロ。宿題や予復習は「休み時間にやるように」と顧問から指導されている。土日は2時間ぐらい勉強するかなあ。
・・・という生活を送っているので、逆に勉強をすることが新鮮に感じるのかも。

定期試験1週間前も部活がある。ただし短く6時半には終わる(でも、これって普通の学校の部活修了時間でしょ)。何と先週の土曜日は試合まであった。

なお、期末試験中も部員は全員午前7時10分に集合。8時20分まで「部室で勉強」。「遅刻防止のためです」とは先生の弁。
期末試験中にも金曜日と土日のうち1日は練習がある(短いが)。「卓球は3日間隔が空くとボール感が鈍るからです」とも先生の弁。

実は卓球部員は総じて成績がよい。
それまで「試合に勝つことが全て。負けには何の意味もない!」と言っていた先生方が試験1週間前になると「卓球部員なら当然クラスでトップを取るものと思っている」と訓示の内容が変わる。確か2学期は1年生8人のうち4人が各クラスでトップだったはずだ(中堅校で、色々コース分けがありますので単純比較はできません)。
そして、中間試験、期末試験の学年トップ(特進クラスを含む総合点順位)は卓球部員だった(違う部員です)。

「当然です。卓球部員なんだから」とも先生の弁。

昨日次男が持ち帰った学校通信によると、な、なんと先週土曜日の卒業式で、卓球部3年生のS先輩が
「卒業生総代」
となっていた。もちろん勉強で。

S先輩はレギュラーにはなれなかったしインターハイにもでたわけでもないが3年の夏の予選まで朝連、放課後連全部を真っ当。県大会出場をかけた地区予選では確か優勝をしている(レギュラー組は地区予選免除)。家も学校から遠く電車で1時間はかかると言っていた。ただ、次男曰く、「S先輩はいつ見かけても参考書を広げている」と言っていた。

入学前の卓球部保護者説明会で、

「我が校の卓球部は、『1に卓球、2に勉強、3,4が卓球、5に勉強』です。男女交際禁止。ゲーセン等の出入は禁止です。発覚した場合は退部です。3年間の青春の全てを『卓球、時々勉強』で、死にものぐるいで3年間をすごしていただきます」と言っていたが、そこまで(この子どもたちの気持の切り替えまで)狙っているとしたら部活の先生方はすごい。