金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

ChatGPTの翻訳力③:「最終的な日本語訳に最も近いと考える英語」(2023年11月15日へのフォローアップ質問)(2024年3月17日現在)

11月13日付「ChatGPTの翻訳力②:あなたは英日翻訳、日英翻訳をどの程度こなせるのか?(2023年11月15日現在)」について、次のようなフォローアップ質問を行った。

鈴木:あなたが11月15日に示してくれた「最終的な日本語訳に最も近いと考える英語」のことを英語で何と言う?

ChatGPT
英語から日本語への翻訳プロセスにおいて「原文に最も近い意味を持つ、しかし日本語に直訳した時にも自然に聞こえる英語」を指す特定の用語は、通常の翻訳学や言語学の分野では明確に定義されているわけではありません。しかし、このプロセスは一般に「faithful translation」(忠実な翻訳)や「dynamic equivalence」(動的等価)といった概念に近いかもしれません。「Dynamic equivalence」は、原文の意味を保ちつつ、ターゲット言語の文化や表現慣習に合わせて自然に聞こえるよう調整する翻訳手法を指します。ただし、これらの用語はやや異なる翻訳理論のコンテクストで使われることが多いため、直接的な対応関係があるわけではなく、概念として参考になる可能性があります。

鈴木
translatable Englishではどうか?(実は私はtranslatable Englishへの書き換えを依頼して英文の意味をつかめており、これでも十分使えると思ってきた)

ChatGPT
「Translatable English」は、直訳すると「翻訳可能な英語」という意味になりますが、この表現は一般的にはあまり使われません。ただし、あなたが指している「原文に最も近い意味を持ち、しかし日本語に直訳した時にも自然に聞こえる英語」に関連して、この表現を使用することは理解できます。この文脈では、「Translatable English」を「自然に翻訳できる英語」や「スムーズに日本語に変換可能な英語」と解釈することができ、特に翻訳プロセスにおいて、原文のニュアンスを保ちつつ、ターゲット言語で自然に響く翻訳を目指す際の英語表現の特性を指すのに使用されるかもしれません。しかし、この用語は一般的な翻訳学の用語として確立されているわけではなく、その使用は文脈や解釈に依存します。

鈴木
ではあなたの意味に最も近い「日本語へと自然に翻訳できる英語」のことを英語で何と言う?

ChatGPT
「日本語へと自然に翻訳できる英語」を表す明確な専門用語は特定されていませんが、この概念を英語で説明する際には「naturally translatable English」または「translation-friendly English」という表現が近い意味を持つと考えられます。これらの表現は、英語から日本語への翻訳プロセスにおいて、原文の意味やニュアンスを忠実に保ちつつ、ターゲット言語である日本語においても自然に聞こえるようにするための英語の特性を指し示します。しかし、これらは一般的な翻訳理論ではなく、むしろ翻訳を行う際の目標や特性を説明するための便宜的な表現です。

鈴木
だとしたら、僕が比較的難しい英語を日本語にしたいときに、英語をちゃんと理解するために、元の原文を、英語の意味は変わらないけれども日本語になる直前の翻訳しやすい英語に書き換えてもらいたい場合は、「naturally translatable English」に書き換えてくれと言えばよいか?

ChatGPT
はい、その通りです。あなたが比較的難しい英語を日本語に翻訳したいときに、原文の意味を変えずに、しかし日本語へと自然に翻訳しやすい形の英語に書き換えることを求める場合、「naturally translatable English」に書き換えてください、と依頼することは適切な表現です。この依頼によって、英語の文が日本語に翻訳する際の自然さや理解のしやすさを保ちながらも、原文の意味やニュアンスを忠実に反映するような形に調整されます。このプロセスは、翻訳の質を高め、よりスムーズな読みやすい日本語訳を目指す際に役立ちます。

鈴木
今までのやり取りからすると、Dynamically equivalent Englishでもよいのか?

ChatGPT
はい、「Dynamically equivalent English」も適切な表現である場合があります。「Dynamically equivalent English」という用語は、特に翻訳学において使用されることがある「dynamic equivalence」の概念に基づきます。これは、原文の直接的な意味だけでなく、その文が持つ感情やニュアンス、文化的な背景をターゲット言語の読者に伝えることを重視する翻訳手法を指します。

したがって、難しい英語を日本語に翻訳する際に、元の文の意味を保持しつつ、日本語の読者にとって自然で理解しやすい形に書き換えたい場合、その英語を「Dynamically equivalent English」へと調整するという依頼は、その目的を達成するのに役立つ可能性があります。このアプローチでは、単に文を言葉通りに翻訳するのではなく、原文の持つ雰囲気や意図を忠実に反映させた日本語訳を目指します。

まとめ
英日翻訳ではそもそも自分で日本語に訳すのを原則とするが、英語そのものの構造が複雑であったり解釈に迷った場合には「naturally translatable English」へのパラフレーズを依頼するのがよさそうである。

ご注意:以上のChatGPTの考えは間違っている可能性があるので、ここに書かれている内容を利用される場合にはくれぐれもご注意を、また自己責任でお願いします。

tbest.hatenablog.com