金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

多義語の難しさ(face) (翻訳ストレッチの教材から)

(原文)The difficulty Americans have in understanding 'face' in Japan stems largely from the emphasis placed by American values on the individual.
(訳文)日本の『体面』というものをアメリカ人がなかなか理解できないのは、主にアメリカ的な価値観においては『個』が強調されることが原因である」(小倉弘著『難構文のトリセツ』(かんき出版)p125)。

これは1文だけの取り出し説明で文脈はなし。しかも文法上の重要ポイントは名詞構文。ところが僕が引っかかったのはそこではなく(英文の「形」は一読してわかりました)、faceを見た瞬間に「体面」まで連想できなかった。もちろん、save face という表現は知っているけれども、文脈なしでこの文を読んだ瞬間に思いつかなかった。要するに語彙力がまだまだということ。悔しいです。反省。