金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「オンナは『上書き保存』/オトコは『名前を付けて保存』」:出会った言葉:3~8年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(238)

(1)3年前の今日
 De-Sign=概念を壊してつくり直すこと
…そもそも「デザイン(design)」という言葉は、ラテン語のdesignare<デーングナーレ>を語源としているが、これは「分離すること、はっきりさせること」を意味する接頭語(de-)と「印・記号」(signum)から成り立っている。ここからもわかるとおり、行為としてのデザインには、対象を構成要素に分解したうえで、再び組み立て直すというニュアンスがある。デザインとは組み替えそのものだと言ってもいい。
(『直感と論理をつなぐ方法』pp176-177、佐宗邦威著、ダイヤモンド社
*今日の言葉:デザインとは無から有をつくり出すことと思っていた自分には、デザインとはそもそも組み替えなのだという考え方はハッとさせられた。IPhoneの技術はすべて他社の技術を組み合わせたものという話をどこかで読み、あれは特殊なデザインと思っていたが、本当はそちらが本筋だったのだね。目から鱗でした。

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(2)4年前の今日
百年後
  21世紀は、どんな世の中になるのか。米国の専門家たちの予測によれば、人間はプラスチックの自動車に乗り、プラスチックを食べるようになると新聞に紹介されていた。人類は石から銅へ、銅から鉄へと進歩してプラスチック時代にはいり、きっと栄養たっぷりで、おいしいプラスチック料理ができるようになるのだろう。
  これは「進歩」と称すべきものなのかどうか、筆者の貧しい想像力では判断しがたい。しかしわれわれはプラスチックに囲まれて、理想社会に近づいているのだという信仰は、とても持ち合わせていない。大正9年1920年)、『日本及日本人』という雑誌が「百年後の日本」を特集した。当時の知識人にアンケートしたものだが、55年後の今日、読み返してみておもしろい。
  「一寸先は闇、いわんや百年後など夢想だに及ばざるところ」といった回答もある。一寸先の分からないのは、いまの政界の話だけではないらしい。この中で、科学技術についての予言は、百年を待たずして実現されてしまったものが多い。たとえば「芝居も寄席も居ながらにして見、聞きできる対面電話」「土を化して米となし、草を変じて肉を作る法」などは、いい線をいっている。
  だが人間自身の「進歩」についての見通しには、悲観的なものが多い。「女権は拡張すれど、一般女子の貞操感いちじるしく低下す」と、女学校長は心配している。評論家正宗白鳥は「みんなが浮かれ出す世になる」という予言だ。「人間がだんだん幸福になってゆくかどうかは疑問」というのは、作家菊池寛である。
  社会運動家山川均の言葉は、心を打つものがある。「百年後の日本は、百年後の予想を忌憚なく答えても、縛られる心配のない世の中になるでしょう」。同じような言い方で「21世紀の世界は、人間が未来を語るときに、今ほど暗い疑いを持つことのない世の中になるでしょう」と予言したい。(1975年10月13日)(「百年後」『深代惇郞の天声人語』p69)
*今年は、このエッセイが書かれてから43年ですね。
(後記:*今年は、このエッセイが書かれてから47年です。2022年6月11日)

(3)5年前の今日
お父さん、コミュニケーションって、相手の話に耳を傾けることから始まるの。それが出発点だとアタシは思う。
(妻より)

(4)8年前の今日
オンナは「上書き保存」/オトコは「名前を付けて保存」
(翻訳者仲間のMさんより)