(1)2020年3月4日
「情報の豊かさは注意の貧困をもたらす」ハーバード・サイモン(ノーベル経済学賞受賞者)
(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』p168、晶文社)
*本日の言葉:筆者はこの言葉を紹介した後で、人間の脳のキャパシティがよほど大きく変化しない限り、「情報と注意のトレードオフは厳然として残る」と指摘し、「膨大な情報量が飛び交っているなかで、適格に、かつリアルタイムに対応しようとしたら、人間の注意がものをいう。こればかりは情報技術では解決がつかない」と断言する。最後の部分がポイントだろう。速くなればなるほど何かを端折らないと僕らの頭では処理しきれないのだ。
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(2)2019年3月4日
前例がそもそもないのだから、失敗しようがない。やろう。 佐藤泰さん(仙台メディアテーク 副館長)
(「折々のことば」 2019年2月24日付け朝日新聞)
(折々のことば)1385 前例がそもそもないのだか…:朝日新聞デジタル
(3)2018年3月4日
「従業員は、会社が自分を扱ったようにお客を扱う」。サービス業の世界にはこんな戒めがある。
(「春秋」2018年3月3日付日本経済新聞)
*本日の言葉:「従業員」を「子」、「会社」を「親」、「お客」を「自分の子」と置き換えても同じだな、と自らを反省しながら読みました。