金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「何でもいい 君と食べれば 星3つ」:出会った言葉(昨年~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(125)

(1)昨年の今日
何でもいい 君と食べれば 星3つ
(『京銀川柳道場 2019年11月26日付日本経済新聞に掲載された京都銀行の広告)
*朝一番でお茶を飲みながら日経と朝日をざっと眺めるのですが、今日の日経でパッと目に入って思わずほほえんだ広告。一見すると恋人、夫婦の詩?と思うけれど、それだけではないですよね。親子でも友だちでもいいじゃないですか。だれも、こうした人間関係をつくれる相手はそう多くはないと思いますが(少なくとも僕はそう)、そういう時間は大切にしたいものです。このコピーのちょっと下に小さく「そんなあなたとなが~くおつきあい」。洒落ているなあ、素敵だなあと思ってメモしました。 

(2)3年前の今日
このように一口に哲学対話と言っても、何に重点を置くか、何のために対話をするのかで、ルールも進行の仕方も違ってくるので、一般論としてどのようなスタイルがいいのかは言えない。ここでは私がいつも掲げているルールをあげておこう。
① 何を言ってもいい。
② 人の言うことに対して否定的な態度をとらない。
③ 発言せず、ただ聞いているだけでもいい。
④ お互いに語りかけるようにする。
⑤ 知識ではなく、自分の経験にそくして話す。
⑥ 話がまとまらなくてもいい。
⑦ 意見が変わってもいい。
⑧ 分からなくなってもいい。
(『考えるとはどういうことか――0歳から100歳までの哲学入門』梶谷真司著、幻冬舎新書p47)

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(3)9年前の今日
「電話代を借りても必ず返す」。
(「カバーガール」『無名仮名人名簿』向田邦子(文春文庫)p260 。
(引用終わり)
時代を反映した文章だ。
小学生高学年の頃に近所のオモチャ屋のおじさんに10円払って電話を借りたことを思い出して懐かしくなった。この文章は恐らくそのもうちょい前、各家庭にまだ電話がなかった頃のことなのだろうけれど、意外と翻訳の難しい文章だななどとも思ったりもする。

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