(1)昨年の今日
何でもいい 君と食べれば 星3つ
(『京銀川柳道場 2019年11月26日付日本経済新聞に掲載された京都銀行の広告)
*朝一番でお茶を飲みながら日経と朝日をざっと眺めるのですが、今日の日経でパッと目に入って思わずほほえんだ広告。一見すると恋人、夫婦の詩?と思うけれど、それだけではないですよね。親子でも友だちでもいいじゃないですか。だれも、こうした人間関係をつくれる相手はそう多くはないと思いますが(少なくとも僕はそう)、そういう時間は大切にしたいものです。このコピーのちょっと下に小さく「そんなあなたとなが~くおつきあい」。洒落ているなあ、素敵だなあと思ってメモしました。
(2)3年前の今日
このように一口に哲学対話と言っても、何に重点を置くか、何のために対話をするのかで、ルールも進行の仕方も違ってくるので、一般論としてどのようなスタイルがいいのかは言えない。ここでは私がいつも掲げているルールをあげておこう。
① 何を言ってもいい。
② 人の言うことに対して否定的な態度をとらない。
③ 発言せず、ただ聞いているだけでもいい。
④ お互いに語りかけるようにする。
⑤ 知識ではなく、自分の経験にそくして話す。
⑥ 話がまとまらなくてもいい。
⑦ 意見が変わってもいい。
⑧ 分からなくなってもいい。
(『考えるとはどういうことか――0歳から100歳までの哲学入門』梶谷真司著、幻冬舎新書p47)
(3)9年前の今日
「電話代を借りても必ず返す」。
(「カバーガール」『無名仮名人名簿』向田邦子(文春文庫)p260 。
(引用終わり)
時代を反映した文章だ。
小学生高学年の頃に近所のオモチャ屋のおじさんに10円払って電話を借りたことを思い出して懐かしくなった。この文章は恐らくそのもうちょい前、各家庭にまだ電話がなかった頃のことなのだろうけれど、意外と翻訳の難しい文章だななどとも思ったりもする。