(1)2年前の今日
相手を変えてやろうなどと気負わないこと。
(『動じないで生きる』p33、矢作直樹著 幻冬舎)
*矢作さんの本は3冊目。2回目です。引用文の後に、「人が人を変えることはできません。変わるとしたら、それは自ら得た気づきによります」と。「俺が変えてやろう」なんて不遜なんですね。2回目だけれども妙に腑に落ちた。
(2)3年前の今日
盗むならその人の考え方を盗め 佐藤康宏
……魅了された著述家の仕事を、彼と同じ眼でしかものが見えなくなるほどに読み込んだ後に、別の主題で新しい仕事ができれば、剽窃とは言われないと。
(折々のことば 2018年11月21日付朝日新聞)
(3)4年前の今日
だれにも、人に知られたくない権利、そっと一人にさせてほしい権利、つまりプライバシーの権利があるはずなのに、コンピューターは個人の軌跡から行動まで、執拗な監視をつづける。
コンピューターなんかなくなれ、といってもなくならない。それはそれで大きな長所をもっている。要は、誰が、何のために、どのようにコンピューターを使うかということだろう。
(1974年10月2日 『深代淳郎の天声人語』p44「コンピューター」)