金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「嫌いな人と無理して付き合うな」:出会った言葉(2年前~9年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(97)

(1)2年前の今日
① フェイクを流しつづけた軍部。世界を知らずに熱狂した人々。(「春秋」2020年10月22日付け日本経済新聞

春秋: 日本経済新聞

天皇をあがめたてることが日本人として当然の心情であると考える人たちもいる。そうではない形で天皇との関わりを表現しようとすると、それが天皇を否定しているものではなくても、天皇をないがしろにしている、……それを「日本人の心を踏みにじるもの」と決めつけ、違う感じ方や考え方を認めない。……いまの日本に、そんな空気が流れ込んできたようで嫌な気がします。(「皇室の将来 論じる材料を ジャーナリスト 江川紹子さん」10月22日付け日本経済新聞
日経新聞は、記事の選択や組み立ては政権寄り、コラムと社会面はリベラルでバランスを取っている印象(大企業に忖度しているのかな?)。引用は昨日の紙面ですが、「江川紹子さん、あれ、朝日か?」と思いました。

念のため、①は戦時中の大本営発表のこと。②は今の日本の状況を憂えた江川さんの論評。でも①の「軍部」を「政府」と読み替えれば、時代の差をあまり感じない。そういう時代にあって、「日本国憲法」に2度言及された天皇陛下に僕はかすかな希望を感じた。

(2)3年前の今日
世の中のたいていの人にとってどうでもいいことを熱くなって語り合えるのが大学だ、という見方もあるだろうし、そもそも万人にとって天下の一大事であるような問題など何もない。すべてのことは、誰かにとってはどうでもいいことであり、誰かにとってはどうでもよくないことである。
柴田元幸著『翻訳教室』p5「まえがき」より)

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*『翻訳教室』は12年前に2刷りで購入して6割強読んだところで挫折したものを再開。当時は実務翻訳と文芸翻訳が頭の中で結びつかなかったのだが、その後金子靖先生の翻訳教室に通って実務翻訳者としての意義を見いだせたのはラッキーだった。最初から読み直すが読み方が変わっていると思う(すでにちがう)。

(3)4年前の今日
嫌いな人と無理して付き合うな。自分の事を嫌いな人に更に嫌われても関係ない。そんなことしてないで自分の事を好いてくれる人を大切にしろ。クレーマーの相手ばかりして常連さんを大切にしないラーメン屋があるか?そんな店あったらスグに潰れるし店主はストレス過多で入院しちまう。人付き合いも同じ。
Testosterone‏ @badassceo  さんの21日のツイートより