金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

型とルーティンー最近出会った言葉から

最近出会った言葉から。

①「琉球舞踏の有名な舞踏家の方の『半分は型を覚えるために練習して、あとの半分は型を忘れるために練習する』という言葉に非常に感動したことを覚えています。型があることすら忘れるぐらい型を体にたたき込んで自由が初めて生まれるということ……型の中でどれくらい自由に振る舞えるかって言うのが自由の本質だと思います」。岸政彦(立命館大学教授)
(NHK「100分で名著 名著104 ディスタンクシオン」より)
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/104_distinction/guestcolumn.html

②「私見では、創造的な仕事をしている人ほどルーティンを大切にしている。仕事がダイナミックで非定型的だからこそ、変わらず安定した土台が必要となる」。
(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』晶文社p372)
https://www.amazon.co.jp/dp/4794971575

ルーティンも一つの型と考えれば、どちらも「型」の重要性を語っていると思いました。「誰でも1日だけならできることを365日続ける」。翻訳ストレッチが目指している姿勢はこれです。