金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「翻訳会社にシフトしようか?」(ちょっと疲れてきた2013年の書き込み)

この夏にほぼ10年続いてきたヘッジファンドのレポートがなくなった。昨年の今日だったら再び金融機関への営業を考えるところだが、そういう(営業に向けての)気力が湧かない。今後はソースクライアントに伴うあれこれ大変なことを考えると翻訳会社への登録を増やしておいた方が色々気楽かなあと考えるようになってきた。

現在は5対5ぐらい。これを徐々に翻訳会社の比重を高めていこうか?それと儲からないけれど書籍への比重をちょっと高める?稼ぐということよりも翻訳の道を追求しながらついでに生活資を稼ぐみたいな(本質的には変わらないのだけれど前者の比重をやや高める)。

この10年はひたすらがむしゃらにやってきたけれども、このペースは少々キツイ。もっとも霞を食っては生きていけないので好きな翻訳を死ぬまで続けながら生活していく気持には変わりはないですよ。

ただ、子どもたちの教育にかける費用も少なくなってきたし(あとは次男の大学だけ)、家のローンの支払いは終わっているのでまあいいかなあとも。別にそこまでの余裕があるわけではないですが。昔に比べれば経済的プレッシャーが減ってきたという事情もあります。

飲みに行ったりして体力的にしんどかったりすると無理は効かんとつくづく思いますね(もし10数年前に会社を辞めていなければ今頃私は死んでいたような気もする~週に4回も飲みに行くような生活を送っていたので)。

ちょっと弱気かなあ。今やっている本がとても面白い(文字どおり良書だと思う。編集者に感謝。超ラッキーです。)のでそちらに集中しつつゆっくり考えることにします。

(後記)今から8年前の書き込みです。結局その後紆余曲折(この2年後ぐらいからソースクライアントが増えて、翻訳会社との付き合いを減らしていった)を経て、現在はほぼソースクライアントのみ。飜訳会社との契約はほとんどなくなり、時たま連絡が来る1、2社で条件が合えば受ける、という感じになりました(2021年9月20日記)。