(1) 2019年8月2日
「間違いだらけの人生だから、自分史が盛り上がるんです。だって、正しさしかない自分史なんてただの自慢話じゃないですか・・・人生とは後悔なんですよ。やり直しができない人生で、どんな後悔があるのか。それが自分史のキモなんです」
(「ひこばえ」重松清作 8月1日付朝日新聞小説より)
*「私の履歴書」なんて、執筆の機会を与えられるだけで自慢(話)なのに、そこに自分の実績だけを語られても嫌みにしかならないなあと思いながら毎日読んでいる。企業経営者の「履歴書」が概して不評なのは、その点に対する配慮が欠けているのだろうと思います。
その点先月の中嶋常幸さんは、超スパルタ教育者だった父親に対する複雑な心境が率直に語られていて(中島さんは結局、若手プロの時に妻子とともに家出して以来父親とは会わず、結局死に目にも会えなかった)、そこが彼の「履歴書」に深みを与えていた。読んでいる我々凡人は(他人の不幸ながら)、そういう普通な部分を読んでホッとするわけだ。
ま、読んでいる側の僻みかもしれないけどね。
(2) 2018年8月2日
学校がつらい子は図書館へ ある公立図書館のツイッター
(本日付朝日新聞「天声人語」より)
(3) 2017年8月2日
世の中には 「誤解をしたくてたまらない」というきわめて独特な決意を持って生きている人々が意外にも多い 金哲(キムチョル) (7月30日付け 朝日新聞 折々の言葉より)