金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

ChatGPTの活用:翻訳者の英語読解力を英作文力に転換する(2024年3月22日)

ChatGPT(生成AI)を使って行う日英翻訳の成果物の質(「英作文力」と言ってもいい)は、翻訳者のオフハンド(辞書や参考書なしでの)英文読解力に(感覚的には、「加速度的に」)比例する。これは、ChatGPTをある程度使った人なら誰でも実感することだと思う。

一般にオフハンドでの英作文力は英文読解力にかなり劣る。ところがChatGPTを使うことによって、その英文作成能力を、あたかも「はしご」あるいは「てこ」を使ったかのように、翻訳者の英語の読解力に一気に近づけることができるのだ。なぜならば、英文を作るのはあくまでも英語ネイティブの仕事であって、(日本人である)翻訳者に求められるのは、そこに出力された英文の質を判断して、より優れた表現を選ぶことになるからだ。そのときに鍵となるのは、翻訳者の英作文力ではなくて、英文読解力、あるいは英文解釈力なのである。

だから、生成AIを使った日英翻訳の成果物の質を高めるには、英文読解力を高める努力が必要だと思う。そのためには大量に読みつつ、紙と鉛筆を使った英文解釈の勉強がベスト。デジタルな時代だからこそアナログな努力が重要なのだ、との思いを強くしている。

もっとも僕のこの意見は経験に基づく仮説にすぎない。とはいえ検証もできるのではないかな(もうどなたかがやっておられるかも)。

以上を踏まえ、僕の英文読解力(TOEICのReadingが満点/4年前ですけど)も踏まえてあえて断言しておこう。

今や僕は自分が理解できる日本文(特に経済・金融分野および一般企業のIR関連文書)であれば、ChatGPTを用いるだけで、原文の意図を正しく反映した、並みの米国人以上に自然で読みやすい英文を、業界随一のS社よりも安く、しかも早く仕上げる自信がある。見積り依頼は直接メッセージを!(アドレスは、tbest.backupとgmailドメイン名)
(お断り:ネタでも冗談でもありません。まじめな営業用文章です。頼むで)

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