一定の英語力とはTOEICでだいたい 900点ぐらい 。つまり僕レベルの英語力のある人がChatGPTの力を借りて日本語からネイティブ並みの英語を作成するまでの経緯を時々書いてきましたが、今回はそれを一つにまとめることにしました。
(1)ChatGPTで英文をつくってわかったこと(2023年5月23日)
Chat-GPT3.5(無償版)を使った体験記です(当時はまだ有償版を利用していなかった)。
(2)What I Learned from Creating English Texts with ChatGPT
(1)の手法で(1)を英文にしたものです。
(3)Chat-GPTを使った和文英訳から学んだこと、気づいたこと(2023年8月30日)
(1)の直後にChat-GPT4(有償版)に加入し、いろいろと英文作成の実験をやってきた所感をまとめました。
(4)Translating with Chat-GPT: Revelations and Reflections
(3)を英文にしたものです。Chat-GPTに訳させた後の調整や校正で30分もかからなかったはずです。
(5)Chat-GPTを使ってこれまでに書いた(書かせた?)英文集
読者の皆さんに一つ分かっていただきたいこと。それはChatGPTは、確かにネイティブと同等の英語作文能力はあるけれども、日本語を入力すると自動的に完成した英文が出来上がる自動翻訳マシンではない、ということです。僕が10年以上取り組んできたネイティブ・スピーカーの一次翻訳者に近い。つまり作る英語はネイティブだが時に日本語の原文を読み間違えることもある優秀なアシスタントということです。
(6)Chat-GPTの登場で景色が劇的に変わった和文英訳の世界
下のリンク先は僕が2012年に書いたブログです(2021年に再掲しました)。当時の僕は、自分は英作文はできるかもしれないが、お客様から和文英訳の注文を受けても僕自身が訳し起こす(一次翻訳をする)ことは不可能だと考えており、お客様から和文英訳の注文を受けた時には、必ず信頼できるネイティブスピーカーにまず訳してもらってからその英文を調整するという受注の仕方をしていました。
しかしChatGPTの登場によって、書かれた英語をきちんと読み解く力さえあれば、あとは得意分野をChatGPTに任せることでネイティブ並み、あるいはプロンプト次第では、並みのネイティブでは書けないような見事な英文を書けるようになった、というのが実感です。
(7)ChatGPTは超優秀なアシスタント
ChatGPTを使ってネイティブ並みの英文をつくるには、英語をきちんと理解し、必要な修正(案)を作成できる程度の英語力は必要だ、というのがここまで利用しての実感です。
ご参考になれば幸いです(書籍のようなタイトルをつけましたが、原稿にすると下に紹介したリンク先(英文集以外)を全部プリントアウトしてもせいぜい3000文字にも満たないですね)。