金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

Chat-GPT4とのやり取りから

僕の翻訳内容をチェックしてもらうと大抵1回で終わらず、Chat-GPTと何回かやり取りするのだが、彼(または彼女)が提案してきた修正案に疑問をぶつけて対話をかさねていくうちに、結局元(つまり僕の原文)に戻ることがある。

以下は、今朝のChat-GPT4とのやり取りから(一部編集しています)。

(問)訳抜けがあったとご指摘いただいた第6文は○〇〇(僕の訳文)で触れているのですが?
(答)申し訳ございません。確かに、6番目の文にはご指摘いただいた内容が含まれています。その部分に関しては正確に翻訳されているので、私の指摘は不適切でした。
その点を考慮して、6番目の文に関するコメントを再評価します:
(私の元の訳文)
問題なし。
再び、不正確な情報を提供したことをお詫び申し上げます。(ここまで)

(問)ちゃんとやってくれよ。なぜ間違えたの?
(答)申し訳ございません。私のモデルは大量の情報を処理しており、時々、細部の評価においてミスを犯すことがあります。先程の回答では、お客様が提供された訳文の詳細に対して十分に注意を払わなかった結果、誤ったコメントを行ってしまいました。お手数をおかけし、お気持ちを害したこと、心からお詫び申し上げます。正確で質の高いサポートを提供するため、引き続き最善を尽くします。再度のご指摘、ありがとうございます。

(問)わかってくれればいいよ。頼んだよ。
(答)ありがとうございます。お気持ちに寄り添い、より正確にサポートさせていただきます。引き続き何か質問や相談があれば、どんどんお伝えください。お手伝いできることがあれば幸いです。(ここまで)

僕にとってのChat-GPTは間違いや改善点を発見するための対話の相手であり、考えるヒントだなと改めて思った。