金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「人と違うことって、何かの種だよ」9月13日に出会った言葉

(1)2020年9月13日  
(サッカーの通訳では)日本の指導者の指示を外国人選手に伝えるとする。「横ズレしろ」。この「相手の動きに応じて立ち位置やマークをスライドする」という趣旨を瞬時に外国語に言い換えるのは、ある共通理解がなければ言葉が達者な人でさえ戸惑うはず。
(「言い争いも成長の表れ」三浦知良著『カズのまま死にたい』新潮社新書 p210)
日本経済新聞に連載中の三浦知良さんの「サッカー人として」(2週間に一度連載)を書籍化したのが本書。話題も満載、視点も様々で、2週間に一度よくこれだけの文章が書けると感動します。しかも視線が謙虚。弱者へのシンパシーが強いと感じるのは、三浦さんご自身が52歳となり、選手としてはくやしい思いをずいぶんされているからだろうとは思いますが、このエッセイで三浦さんのファンになりました。引用文は通訳/翻訳に関する話題だったから。言葉を伝える、だけでなくその分野が好きでないとできませんね

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(2)2019年9月13日  
思い出は身勝手なものでいい。
(「ひこばえ」重松清作 2019年9月14日付朝日新聞

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(3)2018年9月13日  
「人と違うことって、何かの種だよ。そこから花が咲く可能性がある」
小西真奈美さんのセリフ。2018年9月13日の「半分、青い。」から)

(4)2017年9月13日  
僕たちが確かに「愛」を持っているのだとすれば、本当に必要なのは、その「愛」とは何なのかを、暴力以外の態度とボキャブラリーで示すことだと思う。
(2017年9月13日付朝日新聞31面 後藤正文の「朝からロック」より)