金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

DeepLのハイブリッド利用法

クルーグマン氏のエッセイを英語で読んでいくとところどころ分からないところがある。その原因は主に僕の英語力にある。そして、クルーグマン氏ぐらいの書き手になると、皮肉や諧謔かましてきてそれについて行けないところが良く出てくる(こちらも要するに僕の英語力の問題)。

ところが、そうした部分をdeepLにコピペすると、英語だけではわからなかった所、というか、何となくボヤッとしていた所の8~9割の視界がパッと開けるのだ。そして、英文に対する理解度がほぼ100%になる。

つまりDeepLをハイブリッドに利用する(つまり主に英語を読んで理解するのだが、ところどころDeepLに訳させて理解する)ことによって、英語で書かれたメディアの(僕の)理解度が20%ぐらいはアップしているのではないかな。特にクルーグマン氏のような英文の場合、その20%、いや5%ぐらいが全体を理解するには極めて重要な場合が多く、大いに助かるのである。

もちろんDeepLには誤訳もあるし、訳抜けも多い。でもその部分は逆に、自分の英語力でカバーできるので問題ないのだ。日本語の言い回しの稚拙?関係ない。英語を理解するための補助役にすぎないのだから。

・・・ということを実感する経験を今朝しました。