金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「早い」ことがよいとは限らない。 「先送り」にした方がよいこともある。:6月6日に出会った言葉

(1)2020年6月6日
やり直しを嫌ったら、よい仕事はできない。
三浦綾子「北国日記」『〆切本』(左右社)p248)

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(2)3年前の今日
「……私たちは賢いから数学を使うのではなく、十分に賢くないから使うのである。とはいえ、十分に賢くないと気づく程度には賢い。私は学生たちにこう言った――この点を認識することが、貧困や低開発について強硬な意見を言いたがる人たちから君たちを区別するのだ、と」ダニ・ロドリック(ハーバード大学経済学教授)
(ジャン・ディロール著『良き社会のための経済学』村井章子訳(日本経済新聞出版)p129)
*今日の言葉。謙虚であることを自負せよということだろう。それにしても村井章子さんの翻訳は、それが翻訳であることを感じさせないほどに完成された日本語だと思う。書き写すたびに目指す高見を実感する。

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(3)2018年6月6日  
「早い」ことがよいとは限らない。
「先送り」にした方がよいこともある。
(『自分を休ませる練習』p27)