「え~鈴木さん、今度『翻訳者の本棚』という企画で一度取材を・・・」
「え?本棚4本しかありませんよ。先日リフォームに伴って1000冊ぐらい減らしたんで」
「そこはご心配なく、先日取材させていただいた方も、『断捨離』直後だと固持されたのですが、そこはプロの写真家、綺麗にとっていただきました」
「・・・でも何でまた私が・・・?」
「ほら、鈴木さん、毎日たくさんの本をお読みになっているとツイッターで紹介されているじゃありませんか。すごいですよね~」(「翻訳ストレッチ」の事だな)
「いやいや、あれは毎日5分ぐらいずつ読んでいるだけでして」
「すごい!速読なんですね!!!黙読されているわけでしょ?」(ちょっとズレているような・・・)
「いや、音読ですから・・・」
「ちゃんと全部読んでおられるわけでしょ?」
「あ~はい。1年とか、2年半かかった本もありますけど、読み終わるのに」
「それは素晴らしい!・・・ついてはご自宅にお邪魔して、写真とか・・・」(ってどこをお褒めいただいているか・・・)
当然僕の一存では決められない訳で、相方のご意向を伺い、お受けすることになった。
「お父さん、リフォーム後でよかったわね~。リフォーム前だったらとても他人様にみせられなかったじゃない!」
てな次第で、業界関係者の方に相方がお会いするのはこの17年で初めてということになりそうです(もちろん写真は胡散臭いオッサン顔の私だけ)。
・・・・・という書き込みをFBにしたのが2年前の春。その後『通訳・翻訳ジャーナル』2019年夏号に記事が掲載され、このたびウェブページに転載になりました。