金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「自発的隷従」と『わたしの渡世日記』

5月23日(土)

おはようございます。

出会った言葉:
なぜ人々は権力に従うのか。彼(エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ)の論理によると、人々は強制されて従うのではなく、自発的に従うのである。自分が得をするからだ。
(「安倍政権支える『自発的隷従』―大機小機」2020年5月19日付日本経済新聞))

今朝の翻訳ストレッチ:5:55~7:40の105分
「春秋、天声人語」斎須政雄著『調理場という戦場 斎須政雄』(朝日出版社)『作家が選ぶ名著名作 わたしのベスト3』高峰秀子著『わたしの渡世日記(上)』(新潮文庫)Time誌(4月20日号)(音読)『帳簿の世界史』(原書と訳書の手書き写し)『世紀の空売り』『浮き世の画家』(原書と訳書音読)『思考訓練の場としての英文解釈(1)』『英文標準問題精購』(英文解釈)『英文翻訳術』(翻訳)『ヘミングウェイで学ぶ英文法 1』『表現のための実践ロイヤル英作文法問題演習』(英文法/英作文)

*本日から音読本として『調理場という戦場 斎須政雄』『わたしの渡世日記(上)』を追加。高峰さんの本は、「文章芸の達人の手による言わずと知れた名著だ。これまた極上の芸論である」(楠木健著『室内生活 スローで過剰な読書論』p251)でべた褒めだったので早速購入、追加した。当面『調理場という戦場』を毎日音読用にする予定。

本日の言葉:19日の「大機小機」は、『自発的隷従論』西谷/山上役(ちくま学芸文庫)の紹介。結構本質を突いていると思った。これだけの失態を演じても経済界から反発されないのは、いつまでたっても自民党の支持率が落ちないのは「自分も、もしかしたらおこぼれに与れるかもしれない」という我々の中に染みついた貧乏根性のせいなのかもしれない。

よい1日を!

(後記)1年前のフェイスブックお友だち限りの投稿をそのままコピペしました。『わたしの渡世日記』上下巻はこの日から毎日5分ずつ読み続けて半年で読了。その後妻も「私も読ませて」と読み始め、確か昨日読み終わったと言っていました。文字通りの名著。まともに学校を出ないままに大人になってしまった大女優が、ゴーストライターを使わずによくもここまでの文章を書けるなと感動しました。謙虚な人柄がよく出ています。強くお勧めします。(2021年5月23日記)