金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

親友Kからの電話(2015年4月13日)

昨日の午前10時頃、家の固定電話がなった。妻は外出中で私が出た。
大学時代からの友人Kだった。

Kは10年前から関西の会社に勤めている。前回会ったのは3年前。前回電話があったのは昨年の10月1日。私は直接話しておらず、妻からのメモが残っていた。

「Kさんからtel。『マッサンの主人公がかわいい』だそうです」

Kとは大学1年の時に大学近くの英会話喫茶で知り合って以来、卒業までは週に4~5回、教養時代は同じ英語の授業(酒井邦秀先生/多読で有名です)を取り、毎年年末年始はKの下宿で過ごした仲(半年前の流行語で言えば「腹心の友」)。国際私法を専攻して就職も法務絡み。卒業してからはお互い東京にいる時は年に1,2回。彼が京都に移ってからは2~3年に1度ぐらい会っている。結婚式にも来た。ウチにも何度か泊まりに来た。妻のこともよーく知っている。(実は、妻と付き合うきっかけもK君の下宿が出発点だったのだが・・・それはまた機会のある時に)ここ数年は朝ドラの主人公が気に入ると短い電話がかかってくる。

タイミング的に「そういう頃」だなと思い、「おい、今回の『まれ』が気に入った?」
「それもあんだけどさ~。今、俺どこにいると思う?」「もしかして・・・西葛西?」
「ちがうよー。倉敷」「休みか?」
「そう。でな。30年前の今日、俺とお前はここにいた。そこから電話をかけてんだー」

そうだった。新人で赴任していた岡山にKが遊びに来たことがあったっけ。
当時のスケジュール表(メモ帳)を持って奥さんと旅行をしているのだという。

「お~30年前かー」
「そうそう。お前がまだA子さんと結婚する前だったな。また会いてえなあ。じゃあな」ガチャ。

Kの電話はいつもこうなので別に驚かない。次は半年後かもな。そうかそうか30年か、あ~そうだったそうだった。確か結婚する1年ぐらい前だったなあ。