私が下らないなあ、つまらないなあ、来なきゃ良かったなあと思う典型的なセミナーの運びは以下の通り。
(1) 自分に余裕があることを見せようと思うのか、はたまた自分が大物であることを誇示したいのか、その日の本題とは何の関係もない、どうでもよい枕(例えば、最寄り駅からの風景とか)を持ち出すが全然受けない。
(2) 「有名人を個人的に知っているが故に目撃した意外な側面」を、いかにも普段から、日常的に見かけるように紹介するエピソードの挿入。
(3) いろいろな例を出しながら説明する中で、自分の例を「よい例」「ベストの例」として最初は匿名で紹介し、「実は、これは私ので・・・」「手前味噌で恐縮ですが」とちょっと引く素振りを見せながらも、実は自分がいかに優秀かを示す。
(4)自分の説以外を一切認めず、徹底的に非難・批判、いや中傷する了見の狭さ。
上のような運びのセミナーの内容は、トホホのものが多いです。
(後記)(3)の例は、最近は「マウンティング」って呼ばれているようです(2021年4月14日記)。