金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

つまらないセミナー(2015年4月14日)

私が下らないなあ、つまらないなあ、来なきゃ良かったなあと思う典型的なセミナーの運びは以下の通り。

(1) 自分に余裕があることを見せようと思うのか、はたまた自分が大物であることを誇示したいのか、その日の本題とは何の関係もない、どうでもよい枕(例えば、最寄り駅からの風景とか)を持ち出すが全然受けない。
(2) 「有名人を個人的に知っているが故に目撃した意外な側面」を、いかにも普段から、日常的に見かけるように紹介するエピソードの挿入。
(3) いろいろな例を出しながら説明する中で、自分の例を「よい例」「ベストの例」として最初は匿名で紹介し、「実は、これは私ので・・・」「手前味噌で恐縮ですが」とちょっと引く素振りを見せながらも、実は自分がいかに優秀かを示す。
(4)自分の説以外を一切認めず、徹底的に非難・批判、いや中傷する了見の狭さ。

上のような運びのセミナーの内容は、トホホのものが多いです。

(後記)(3)の例は、最近は「マウンティング」って呼ばれているようです(2021年4月14日記)。