本1冊訳すってかなりのエネルギーなので、やっている最中は「きっと終わったらスゲ-実力ついているだろう」と期待して頑張るんですが・・・
終わってみると、さほど変わったとは思えない。
訳す前に読めなかったものがスラスラ読めるようになるわけではない。
日本語も、(編集者とのやり取りを通じて)自分の悪いクセは随分思い知るけれど、うまい文章書けるようになったと実感できるかというとそうでもない。
そうして12冊目だ。12冊分の実力がついたとは到底言えんなあ。
たいして売れているわけでもないし。
ただあえて言うと、
「この人はどうしてこの表現をここで言っているんだろう?」
とは考えるようになったとは思う。
(追記)本を訳してきてもう一つ身についた姿勢は「この文章は読んでいて面白いだろうか?」という視点は身についたとも思う。
それと
もっと勉強しよう。
と毎回痛切に感じます。