金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「雪かきの場で人事交渉(?)」-翻訳者と管理組合理事長の二足の草鞋生活(2014年2月10日)

おはようございます

起床:4時00分。
今朝の起き抜けの体重:77.0g 、体脂肪23%。脂肪量17.7kg
前日比: ±0kg、-2%、-0.8kg
ピーク(5/5):78.4kg、22%、18.1kg(19.9kg=2/4/14)
昨日の間食:スイスのソーセージとスイスのパン
*昨日、妻が六本木の「スイスデー」に行ってきたのでお土産(20年前に3年半ほど住んでいたんです)
昨日の運動:「朝のテレビ体操」、雪かき1回(30分ぐらい)
昨日の翻訳ストレッチ:『国家は破たんする』原文訳本音読5分のみ。
昨日の翻訳時間:5時間40分

仕事を一段落したところで雪かきへ。中央ハイツ敷地入り口の階段はあらかた終わっていたので8号棟(私の住んでいる棟)の前の通路と駐輪場の雪かきをしていると30メートルほど先に70年配の方がお一人で熱心に雪かきをしている。「おはようございます」と自己紹介してお名前を聞くと、とても丁寧に「8号棟のNです」。

あっと思った。

実はこの時期の管理組合役員としての重要な仕事の一つが「次の役員を誰にお願いするか?」である。基本は輪番制だが年齢や仕事、本人の辞退などがあって必ずしもスムーズに「はい、順番です」というわけには行かない。実は8号棟(全19戸)はほぼ全員が役員を1度は経験しており2巡目に入っている。2回(私は12年目に回ってきた)、3回している人がいる一方で20年以上役員をされていない方もいる。このNさんがその人で、順当に行けばこの人なのだが何しろどういう人だかわからない。どうしようか~。と悩んでいたのだ。

誰かと話をすることもなく、お一人で(たまたまその時間帯は他にはだれもいらっしゃらなかった)黙々と雪かきをされている姿を見て間違いない人だと思った。思い切ってその場で尋ねてしまう。「実はNさん、私は管理組合の役員をしていまして、来年の役員をそろそろお願いしなければならないと・・・・」と言い終わらないうちに「あ~、もう順番ですよね。周りが皆さんやられているのでそろそろだと思っていました。はい、わかりました」とあっさり。

ホッとしてふと50メートル先を見ると背の高い紳士がこれも一人で雪かきをされている。あ、あれは我々の間で次の部会長を是非お願いしたいと思っているAさんではないか。彼はこの10年で2回役員をやり、今も餅つき大会などの行事に積極的に参加されている。「Aさん・・・・?」と声をかける。「ああ、鈴木さん、おはようございます」。単刀直入に話す。「実は、来年の役員のことで」「あれ?もう順番?」「いや、順番ではありません。Aさんに、来年の役員を是非率いてもらいたい。お願いしたいんです・・・」。さきほど「基本は輪番」と書いたけれども、キーパーソンとなる人は何人か(1~3人は)あらかじめお願いするのだ。Aさんはその一人。好感触である。

人格とか人徳って言うと少し大げさだろうか。ともかく「人」ってああいう場面に出ることを実感する。誰にも色々都合があるので、例えば昨日の午前中に雪かきをしないことが人の悪さを示すものではない。しかし、ああいう時間帯に、一人で黙々とみんなのために仕事をしている人に悪い人はいないとは断言できる。こうして雪かき30分の間に「人事交渉?」まで成功させて仕事をし、意気揚々と午後の役員会に臨んだのであった。

本日は私の最も尊敬する翻訳者のお一人GTさんと指しで飲む。楽しみです。

・・・というわけで本日も皆さんにとって素晴らしい1日となりますように!!