金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

『心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア』ついに読了

安克昌著『心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア』(新増補版:作品社)を読み終えました。昨年1月にNHK総合で放映されたドラマを見て感動し、すぐに書籍を購入。

以来翻訳ストレッチの教材として10日に1度、1回5分のペースで音読を続け、ほぼ1年8カ月かかりました。心に染みこむような本でした。本書の場合、「10日に一度、5分だけ」でも前に読んだ部分の記憶が途切れることなく、この20カ月間ズーッと読み続けてきたような感じです。本編から、新増補版で追加された関係者の皆さんの文章、特に弟である安成洋(あん・せいよう)さんの「二人の兄と二つの大震災」まで、つまり最初の1ページ目から最終481ページまで、読み終えるのがもったいない本でした。さらに、ッPP483-485の「安克昌・著作一覧」は今後の読書のよき羅針盤として貴重な資料だと思います。

正直言って、僕は産経新聞社を支持していないけれども、安さんを見つけ出して本書の元となった連載の執筆を実現させた産経新聞社の河村直哉記者に心からの感謝と拍手を送りたい。ありがとうございました。

もう一度読むか、「安克昌・著作一覧」から一冊を選んで読むかを現在思案中です。

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